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2016/10/14 15:38豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アフリカランドの来週の注目指標は?

[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場では、円が反落。一時、ドル/円は104.11円、豪ドル/円は78.98円、NZドル/円は74.01円へと上昇しました。中国の9月CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)が市場予想を上回ったことで、昨日の中国の9月貿易統計を受けたリスク回避の動きがやや和らぎました。

中国の9月CPIおよびPPIの結果は、以下の通りです。
( )は市場予想

 ・CPI:前年比+1.9%(+1.6%)*今年6月以来の強い伸び
 ・PPI:同+0.1%(-0.3%)*2012年1月以来のプラス


[これからの展開]

NZの7-9月期CPI(消費者物価指数)が来週火曜日(18日)に発表されます。その結果が次回11月10日の会合におけるRBNZ(NZ準備銀行)の政策判断に大きな影響を与える可能性があり、注目です。

CPI上昇率は2014年10-12月期以降、RBNZのインフレ目標(+1〜3%)を下回り続けています。7月に発表された今年4-6月期のCPIは前年比+0.4%でした。RBNZが今年3月と8月に実施した利下げは、低インフレやインフレ期待の低下が理由だったため、7-9月期のCPIでインフレ圧力の弱さが確認されれば、RBNZは次回11月10日の会合で0.25%の追加利下げに踏み切る可能性が大きいとみられます。

豪州の経済指標では、18日(火)のRBA(豪準備銀行)議事録や、20日(木)の豪州の9月雇用統計に注目です。RBA議事録では、RBAの先行きの金融政策について新たな手掛かりが提供されるのかどうかに注目。雇用統計では、失業率や雇用者数の増減とともに、雇用者数の内訳(フルタイム雇用者数およびパートタイム雇用者数)にも目を向ける必要がありそうです。RBA議事録や雇用統計の内容次第では、豪ドルが反応する可能性があります。

19日(水)に、南アフリカの9月CPIが発表されます。CPI上昇率は8月に前年比+5.9%と、SARBのインフレ目標(+3〜6%)内に収まったものの、今回の市場予想は前年比+6.3%と、目標上限を再び上回るとみられています。クガニャゴ総裁などSARB(南アフリカ準備銀行)当局者は前回9月22日の会合以降、SARBの利上げが最終局面であることを繰り返し示唆しました。市場では先行きの追加利上げ期待が根強くあるものの、CPIが市場予想を下回った場合、“SARBの利上げは打ち止め”との見方が強まる可能性があります。

南アフリカに関しては、ゴーダン財務相をめぐるニュースにも注意が必要です。ランドは今週、ゴーダン財務相に関するニュースで上下する場面がありました。11日、南アフリカのゴーダン財務相に裁判所への出廷命令が出されたとの報道でランドが急落。翌12日に、南アフリカの検察当局のエイブラハムス局長が、ゴーダン財務相から提出された異議申し立てを検討することに前向きだと発言すると、ランドが反発する場面がありました。

20日(木)に、TCMB(トルコ中銀)が政策金利を発表します。TCMBは3つの政策金利を最終的に一本化する「単純化」を今年3月に開始。9月まで7か月連続で翌日物貸出金利を引き下げる一方、1週間物レポ金利(主要政策金利)や翌日物借入金利を据え置きました。トルコリラが昨日(13日)、対米ドルで過去最安値を更新するなど、自国通貨安が進行しているものの、同国の9月のCPIやコアCPIが8月から大幅に改善したことを踏まえると、TCMBは20日の会合で単純化をさらに進めるとみられます。翌日物借入金利を0.25%引き下げて、1週間物レポ金利と翌日物借入金利を据え置きそうです。その通りの場合、トルコリラはそれほど反応しない可能性があります。

一方、「単純化を今回見送る」か、これまで動かさなかった「1週間物レポ金利(主要政策金利)や翌日物借入金利を動かす」、または「声明が単純化のいったん休止を示唆する内容」になれば、トルコリラが反応する可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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