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2016/10/04 16:39RBAは政策金利据え置き。7-9月期インフレ率が金融政策の重要な判断材料に!?

[レビュー]

4日東京時間の外国為替市場は、円全面安の展開。一時、ドル/円は102円台半ば、豪ドル/円は78円台半ば、NZドル/円は74円台半ばへと上昇しました。本邦実需筋による買い(ドル買い・円売り)のほか、今年1月高値の121.66円を起点とする下降トレンドを上抜けたことで、ドル/円が上げ幅を拡大。ドル/円にけん引されてクロス円も上昇しました。


[これからの展開]

RBAは本日(4日)、政策金利を過去最低の1.50%に据え置くことを決定しました。

声明では、インフレ率について「依然として極めて低い」と指摘。「非常に抑制された労働コストの伸びや海外の極めて低いコスト圧力を踏まえると、この状況はしばらく続く可能性が高い」との見解が示されました。この文言は前回9月と同じです。

豪ドルに関する文言も9月から変化なし。「豪ドル高は、経済が必要な調整を複雑にする可能性がある」と指摘されました。

一方、労働市場については、以下のように9月から若干弱めに変化しました。

<9月>
・労働市場の指標は引き続き、ややまちまちとなっているが、雇用の拡大が短期的に続くことを示唆

<10月>
・労働市場の指標はややまちまちとなっている。
・失業率は一段と低下したが、国内の雇用の伸びにかなりのばらつきがみられる
・パートタイム雇用が力強く伸びている一方、フルタイム雇用が抑制されている
・将来に関する指標は雇用の拡大が短期的に続くことを示す

そして、RBAは声明の最後を「入手可能な情報や、5月と8月の会合で金融政策を緩和したことを踏まえると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」と締めくくり、先行きの金融政策について言及しませんでした。

RBAの追加利下げの可能性は残っているとみられますが、市場では政策金利は当面、据え置かれるとの見方が有力です。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、RBAが次回11月1日の会合で政策金利を据え置く確率が78.1%織り込まれています(10月3日時点)。据え置きの確率は来年4月までで57.0%へと低下するものの、それでも50%を超えています。

ただし、豪州の7-9月期のインフレ率が10月26日に発表されます。今年5月と8月の利下げは、それぞれ直前に発表された1-3月期、4-6月期のインフレ率が低かったことが主因でした。10月26日の7-9月期インフレ率の結果が、次回11月の会合でRBAが政策金利を据え置くのか、それとも追加利下げに踏み切るのかどうかの重要な手掛かり材料になりそうです。インフレ圧力の弱さが確認されれば、RBAは11月に追加利下げに踏み切る可能性があります。


(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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