市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/09/21 16:3022日3時にFOMC、同6時にRBNZが政策金利を発表。米ドルやNZドルが反応する可能性があり注目!

[レビュー]

21日東京時間の外国為替市場は、日経平均の大幅上昇を背景に、円が全面安の展開。ドル/円やクロス円は総じて上昇しました。

日経平均の終値は、前日比315.47円高の16,807.62円。マイナス金利の深掘りが見送られたことなどを受けて、収益悪化懸念が後退した銀行など金融株が大幅高となり、日経平均を押し上げました。

日銀は、「長短金利操作付き・量的・質的金融緩和」の導入を決定。(1)「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)」と(2)「オーバーシュート型コミットメント」の2つが柱です。具体的には、(1)0.1%のマイナス金利を維持するとともに、10年物国債の金利が0%程度で推移するように、長期国債を買い入れる。(2)生鮮食品を除く消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が2%の物価上昇率目標を安定的に超えるまでマネタリーベースの拡大方針を継続する。


[これからの展開]

日本時間22日(木)午前3時、米FOMC(連邦公開市場委員会)が政策金利を発表します。今回のFOMCでは、政策発表と同時にメンバーによる経済および政策金利見通しが公表され、3時30分からFRBのイエレン議長が会見を行います。それらの内容次第で、米株式市場や為替市場は上下双方向に大きく動く可能性があるため、注意が必要です。政策金利は、現行の0.25〜0.50%に据え置かれるとの見方が有力、利上げが決定された場合はサプライズと言えそうです。

FOMCに続いて、RBNZ(NZ準備銀行)が午前6時(日本時間)に政策金利を発表します。今回は2.00%に据え置かれるとの見方が有力。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、20日時点で据え置きの確率が87.1%織り込まれています(0.25%の利下げの確率は12.9%)。

政策金利が据え置かれた場合、声明が焦点になりそうです。声明では、先行きの金融政策やNZドルに関する文言に注目です。11月の利下げが示唆さればNZドルが下落、示唆されなければNZドルが上昇する可能性があります。一方、NZドルについては、前回8月の「NZドル高はインフレ目標の達成を難しくする。NZドルの下落が必要」との文言が変化すれば、NZドルが反応する可能性があります。

22日は他に、TCMB(トルコ中銀)が午後8時、SARB(南アフリカ準備銀行)が午後10時20分頃に政策金利を発表します(いずれも日本時間)。

(アナリスト 八代和也)

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