市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/09/13 15:34豪ドル/米ドルはレンジ内の動き。来週のFOMCがレンジブレイクのきっかけになるか!?

[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける動き。FRB(米連邦準備理事会)のブレイナード理事が昨日(12日)、FRBの早期利上げに慎重な姿勢を示したことで、ドル/円が一時101.44円へと下落、ドル/円に引きずられてクロス円も値を下げました。午後に入り、日経平均の上げ幅拡大を背景に、ドル/円やクロス円が反発。結局、昨日NY終値近辺へと値を戻しました。

中国の8月小売売上高や鉱工業生産が発表されましたが、為替市場に大きな反応はみられませんでした。小売売上高は前年比+10.6%、鉱工業生産は同+6.3%と、それぞれ市場予想の+10.2%、+6.2%を上回りました。


[これからの展開]

CFTC(米先物取引委員会)は9日、6日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門のポジション動向を発表しました。それによると、豪ドルのポジションは38,959枚の買い越しとなり、前週の42,566枚から若干減少しました。豪ドルの買い越し額は、今年8月23日に42,757枚と、2か月半ぶりの高水準を記録した後、9月9日まで2週連続で減少しました。

豪ドルの買い越し額は、2012年12月には約10万3千枚に達したことがありました。それに比べると、足もとの4万枚程度は半分以下です。投機筋の豪ドル買い余力は、かなりあるとの見方もできそうです。

豪ドル/米ドルは7月以降、おおむね0.74〜0.77米ドル台のレンジで上下を繰り返してきました。来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)までは、大きな動きにはなりにくいとみられ、前述のレンジ内の動きが続きそうです。市場では来週のFOMCでの利上げ期待が根強くあるため、利上げが見送られれば、米ドル売り圧力が強まる可能性があります。その場合、豪ドル/米ドルはレンジの上方ブレイクを試す展開になるかもしれません。


(出所:M2J FX投資判断インディケーター)

(アナリスト 八代和也)

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