市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/09/12 15:32投機筋のNZドル買いポジションの買い越し額が3か月ぶりの高水準

[レビュー]

12日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、ドル/円は102.28円、豪ドル/円は77.05円、NZドル/円は74.84円へと下落しました。日経平均の下落を背景に、円買い圧力がやや強まりました。

日経平均の終値は、9日終値比292.84円安の16,672.92円。9日の米国株や原油価格の下落が下押し圧力となり、下げ幅は一時364円まで拡大する場面がありました。

NZのキー首相は記者会見で、「NZドルはNZ経済の力強さを反映している」「より強い乳製品価格の見通しがNZドルを押し上げている」との見解を示しましたが、NZドルに大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

CFTC(米先物取引委員会)は9日、6日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門のポジション動向を発表しました。それによると、NZドルのポジションは6,128枚の買い越しとなり、前週の1,893枚から増加。買い越し額は6月7日(8,536枚)以来の高水準となりました。

ただし、それぞれ2万枚、3万枚に達していた2014年5月や2013年4月に比べれば低水準です。これを参考にすると、NZドルの買い余力はまだあると言えるかもしれません。

買いポジションが大きく積み上がっていると、何らかのきっかけでポジションを解消する動きが強まった場合、その反動(=NZドルの下げ幅)も大きくなる可能性があります。現時点ではそれほど気にしなくて良いかもしれませんが、今後買い越し額が大幅に増えてきた場合、注意が必要でしょう。


(出所:M2J FX投資判断インディケーター)

(アナリスト 八代和也)

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