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2016/08/23 16:32RBNZ総裁が9月据え置き示唆でNZドル上昇

[レビュー]

23日東京時間の外国為替市場では、NZドルが上昇。一時、NZドル/円は73.38円、豪ドル/米ドルは0.7330米ドルへと上昇しました。RBNZ(NZ準備銀行)のウィーラー総裁が、次回9月の会合で政策金利を据え置く可能性を示したことが、NZドルを押し上げました。

豪ドル/円や豪ドル/米ドルは、動意に欠ける展開。昨日NY終値を挟んで“もみ合い”となりました。


[これからの展開]

RBNZのウィーラー総裁は本日(23日)の企業向けの講演で、8月11日の利下げについて、「主な理由は、短期のインフレ期待が一段と低下するリスクを減らすため」と説明。そのうえで、「RBNZは最新の政策金利見通しで0.35%の追加利下げを想定しており、これにより、経済を圧迫する多くのリスクのバランスを取りつつ、CPI(消費者物価指数)上昇率を1〜3%の目標レンジの中央値(2%)へと押し上げることができると考えている」と述べ、追加利下げを示唆しました。

ウィーラー総裁は一方で、「急速な利下げは、持続不可能な成長加速や生産能力面の制約を招く可能性があるとともに、すでに過熱が深刻化している不動産市場をさらにあおることになる」と指摘、連続利下げに慎重な姿勢を示しました。

RBNZの年内の政策会合は9月22日と11月10日の2回です。マクダーモット総裁補佐は8月11日、「インフレを押し上げるために追加利下げが必要になるだろう」と述べる一方、「金融政策報告とともに金利を動かすことが望ましい」「金融政策報告は、政策スタンスを効果的に伝達する良い機会」との見解を示し、追加利下げは9月よりも、次の金融政策報告が公表される11月の可能性が高いことを示唆していました。

市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が昨日(22日)時点で織り込む、RBNZの利下げの確率は9月が31.8%、11月が71.6%。本日のウィーラー総裁の発言によって、「9月は据え置き、11月に利下げ」との見方が一段と強まるとみられます。

(アナリスト 八代和也)

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