市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/08/22 16:05トルコ中銀が23日に政策金利を発表、「単純化」をさらに進めるか!?

[レビュー]

22日東京時間の外国為替市場では、ドルが強含み。一時、ドル/円は100.89円へと上昇し、ユーロ/ドルは1.1268ドル、豪ドル/米ドルは0.7581ドル、NZドル/米ドルは0.7207ドルへと下落しました。FRB(米連邦準備理事会)のフィッシャー副議長が21日、物価安定および雇用の最大化の2つの目標に近づいているとの見解を示したことが、ドル買いの材料となりました。

日銀の黒田総裁は、産経新聞(20日付け)とのインタビューで、9月の金融政策決定会合で行う総括的な検証を踏まえて、「必要な場合には躊躇なく追加的な緩和措置を講じる可能性は十分ある」と述べました。


[これからの展開]

格付け会社のフィッチは19日、トルコ国債の格付けを投資適格級最低の「BBBマイナス」に維持する一方、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」へと引き下げました。将来的な格下げの可能性はあるものの、格付けが今回維持されたことは、トルコリラにとってプラス材料になるかもしれません。

TCMB(トルコ中銀)が明日(23日)、政策金利を発表します。TCMBは3つある政策金利を最終的に一本化する「単純化」を今年3月に開始。7月まで5会合連続で、1週間物レポ金利(主要政策金利)と翌日物借入金利を据え置く一方、翌日物貸出金利を引き下げました。

明日の会合では、単純化がさらに進められて、翌日物貸出金利の0.25%の引き下げが決定されるとの見方が有力。声明に市場の注目が集まりそうです。声明では、翌日物貸出金利が1週間物レポ金利に次第に近づくなか、TCMBが単純化措置を今まで通り続けるのか、それともそのペースを落とすのか、その手掛かりが提供されるかもしれません。


(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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