市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/08/17 15:40NZドル/米ドルはレンジ内の動きも、超えれば上昇圧力が強まる可能性も!?

[レビュー]

17日東京時間の外国為替市場では、ドルが強含み。ユーロ/ドルや豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルは下落しました。昨日(16日)のニューヨーク連銀のダドリー総裁や、アトランタ連銀のロックハート総裁の発言が、ドルの支援材料となりました。ダドリー総裁はFRB(米連邦準備理事会)の9月利上げの可能性が残っていることを示唆し、ロックハート総裁は年内に少なくとも1回の利上げが正当化される可能性があると述べました。

ドル/円は、浅川財務官の発言も支援材料となり、一時101円台へと上昇。浅川財務官は足もとの為替市場について、「乱高下がみられる」と指摘し、「激しい動きがあれば対応せざるを得ない」と述べ、円高をけん制しました。


[これからの展開]

NZドル/米ドルは今朝、一時0.7320米ドルへと上昇し、7月12日以来、約1か月ぶりの高値をつけました。

NZドル/米ドルの足元の上昇の背景として、4-6月期GDP速報値や7月小売売上高など米国の経済指標が弱めなことで、FRBの早期利上げ観測が後退し、米ドルが弱含んだことが挙げられます。

NZドル/米ドルは約2か月半にわたって、0.69米ドル台半ば〜0.73米ドル台前半で上下を繰り返してきました。依然としてレンジの範囲内の動きです。レンジ上限に近づく場面では、利益確定売り圧力が強まりそうです。ただし、レンジ上限をNY終値で上回れば、テクニカル面から上昇圧力が強まる可能性があります。

NZドル/米ドル(日足、2016/4/28〜)

(出所:M2J FX Chart Square)

(アナリスト 八代和也)

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