市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/08/12 13:25RBNZの次回利下げは11月?RBNZの利下げ観測を材料に、NZドル売り圧力が強まる状況ではなさそう

[レビュー]

12日東京時間の外国為替市場は、落ち着いた動き。日本が休日の谷間で、様子見ムードが強いなか、ドル/円やクロス円は、おおむね昨日NY終値近辺での“もみ合い”となりました。

NZの4-6月期小売売上高や、中国の7月小売売上高・鉱工業生産が発表されましたが、為替市場に大きな動きはみられませんでした。NZの小売売上高は前期比+2.3%と、市場予想の+1.0%を上回りました。中国の小売売上高は前月比+10.2%、鉱工業生産は同+6.0%と、いずれも市場予想の+10.5%、+6.2%を下回りました。


[これからの展開]

RBNZ(NZ準備銀行)のマクダーモット総裁補は11日遅くのインタビューで、「インフレを押し上げるために追加利下げが必要になるだろう」との見解を示す一方、「RBNZは四半期金融政策報告とともに金利を動かすことを好む」「金融政策報告は、よりうまくスタンスのコミュニケーションをはかることを可能にする」と述べました。RBNZは11日朝、0.25%の利下げを決定しました。

RBNZの年内の政策会合は、9月22日と11月10日の2回。四半期金融政策報告は11月10日に公表されます。マクダーモット総裁補の発言や、10月18日にNZの7-9月期CPI(消費者物価指数)、11月2日に四半期ごとのRBNZのインフレ期待調査が発表されることを踏まえると、RBNZは利下げを11月まで待つ可能性があります。

RBNZの利下げ観測はNZドルにとってマイナス材料です。ただし、BOE(英イングランド銀行)やRBA(豪準備銀行)が今月利下げに踏み切り、日銀は来月にも追加緩和を決定するとの観測があります。FRB(米連邦準備理事会)の利上げは、早くて12月との見方が有力です。そう考えると、RBNZの利下げ観測を材料に、NZドル売り圧力が強まる状況ではないのかもしれません。

(アナリスト 八代和也)

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