市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/08/08 16:23堅調な鉄鉱石価格が豪ドルにとってプラス材料に

[レビュー]

8日東京時間の外国為替市場では、日経平均の大幅高を背景に、円が軟調に推移。一時、ドル/円は102.21円、豪ドル/円は77.79円へと上昇しました。

NZドルも弱含み。NZドル/米ドルは一時、0.7086米ドルへと下落しました。RBNZ(NZ準備銀行)の利下げ観測が、NZドルの重石となりました。

格付け会社のムーディーズは先週金曜日(5日)、7月半ばに発生したクーデター未遂事件がトルコの成長見通しなどに与える影響を見極めるためとして、トルコ国債の格付けの見直し結果の発表を延期すると表明、「7月18日から90日以内(=10月中旬まで)」に結論を出すとしました。


[これからの展開]

RBA(豪準備銀行)は8月2日、0.25%の利下げを決定しました。将来的な追加利下げの可能性は残っているものの、利下げがあるとしても7-9月期のインフレ統計発表後の11月と、まだ先とみられます。RBAの利下げ観測を背景に、豪ドルに対して売り圧力が強まる状況ではないのかもしれません。

鉄鉱石価格が堅調に推移しています。中国の青島に荷揚げされる鉄鉱石(鉄分62%)価格は先週、約3か月ぶりの高値をつけました。供給過剰に歯止めがかかりつつあるとの見方が背景にあるようです。

豪州は鉄鉱石を最大の輸出品とするため、豪ドルは鉄鉱石や原油などの資源価格の動向に影響を受けやすいという特徴があります。鉄鉱石価格の上昇は、豪ドルにとってプラス材料です。鉄鉱石価格の上昇を背景に、豪ドルは底堅い展開になりそうです。

 
*鉄鉱石価格=中国の青島に荷揚げされる鉄鉱石(鉄分62%)の価格
(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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