市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/08/20 13:20カナダ中銀の9月利上げ観測浮上。カナダドル/円は200日移動平均線がポイント!?

【ポイント】
・カナダの7月総合CPIは6年11カ月ぶりの強い伸び
・一方、コアインフレ率は引き続き、BOCの目標中央値近辺
・BOCの9月利上げ観測に支えられて、カナダドルは堅調に推移か
・カナダドル/円は200日移動平均線が目先の上値メドになりそう

[レビュー]

20日東京時間の外国為替市場は、小動き、米ドル/円やクロス円は、おおむね先週金曜日(17日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。経済指標発表がないうえ、米中通商協議(次官級。22-23日)、ジャクソンホール会議(米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム。23-25日)を週半ば以降に控え、様子見ムードが漂いました。

[これからの展開]

カナダの7月CPI(消費者物価指数)が17日に発表されました。結果は総合CPIが前年比+3.0%と、6月の+2.5%から加速。2011年9月以来の強い伸びを記録しました。

BOC(カナダ銀行)のインフレ目標(+1~3%)の中央値は+2%。7月の総合CPI上昇率は+2%をさらに上振れ、許容レンジの上限に達しました。

今回のCPI上昇率の結果を受けて、市場ではBOCが9月5日の次回会合で追加利上げに踏み切るとの観測が浮上しました。

ただ、BOCが9月の次回会合で追加利上げを行うかどうかは微妙です。7月のCPI上昇率の加速は、エネルギーの上昇(前年比+14.2%)がけん引しました。エネルギーは変動が大きいため、7月のような高いCPI上昇率が今後も続くかどうかは不透明感が残ります。

また、BOCが総合CPI以上に重視する3つのコアインフレ指標は、いずれもBOCの目標中央値である+2%近辺で引き続き安定しています。7月のCPI共通値は前年比+1.9%、CPIトリム値は+2.1%、CPI中央値は+2.0%でした。

BOCは7月の前回会合で0.25%の利上げを実施したばかりです。利上げの効果を見極めるうえでも、現時点では、政策金利は9月の会合で据え置かれる可能性の方が高そうです。それでも、9月利上げ観測が浮上したことは、カナダドルにとってプラス材料と考えられます。利上げ観測に支えられて、カナダドルは目先、堅調に推移する可能性があります。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

日足チャートをみると、カナダドル/円は200日移動平均線近辺で反落する展開が続きました。200日移動平均線が目先の上値メドになりそうです(17日時点で85.68円)。

カナダドル/円(日足、2018/2/1~)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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