市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/12/11 16:30RBNZ次期総裁決定でNZドルが急伸

[レビュー]

11日東京時間の外国為替市場では、NZドルが堅調に推移。一時、NZドル/円は78.53円、NZドル/米ドルは0.6924米ドルへと上昇しました。NZ政府がRBNZ(NZ準備銀行)の次期総裁にエイドリアン・オア氏を指名し、NZドルの支援材料となりました。


[これからの展開]

NZのロバートソン財務相は本日(11日)、RBNZの次期総裁にエイドリアン・オア氏を指名すると発表しました。オア氏は、2003〜2007年にRBNZ副総裁を務め、現在はNZの公的年金基金であるスーパーアニュエーション・ファンドの責任者です。

RBNZは9月26日にウィーラー前総裁が退任。現在は副総裁だったスペンサー氏が総裁代行を務めており、オア氏は2018年3月27日にRBNZ総裁に就任します。

RBNZの現在の責務は「物価安定」のみ。NZ政府は中銀法を改正し、責務に「雇用の最大化」を加える方針を示しています。市場では、雇用の最大化が加わった場合、インフレが加速する状況下でも、雇用が低迷していれば、RBNZが利上げをするのは難しいとの見方があります。

オア氏がRBNZの次期総裁に指名されたと伝わり、NZドルが上昇しました。次期総裁をめぐる不透明感が払しょくされたほか、市場ではオア氏は物価目標を重視し、ハト派的な政策運営をしないのでは?との見方もあるようです。オア氏の次期総裁指名を好感したNZドル買いの流れは、当面続く可能性があります。

ロバートソン財務相は2018年3月にオア次期総裁と新たな政策目標協定(PTA)を締結するとの見通しを示しました。市場の関心は今後、PTAへと移るとみられます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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