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2018/10/12 08:26米長期金利や米国株の動向に引き続き注目。トルコ裁判所の判断がリラの行方を決める!?

【ポイント】
・米国の株安は止まらず。NYダウ平均は約2カ月半ぶりの安値
・トルコリラは米国人牧師の審理の結果に反応しそう
・米国とトルコが牧師の解放で合意したとの報道があるものの、正式発表ではなく要注意


(欧米市場レビュー)

11日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は111.82円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1598米ドル、豪ドル/米ドルは0.7126米ドル、NZドル/米ドルは0.6529米ドルへと上昇しました。米国の9月コアCPI(消費者物価指数)が前年比+2.2%と市場予想の+2.3%を下回り、また米国の長期金利(10年債利回り)が低下したことで、米ドルに下押し圧力が加わりました。

トルコリラは堅調。トルコリラ/円は一時、18.89円へと上昇しました。「米国とトルコが米国人牧師を解放することで合意した」との報道がトルコリラの支援材料となりました(後述)。

(本日の相場見通し)

NYダウ平均は昨日(11日)、前日比545.91(2.13%)安の25,052.83ドルで取引を終了。終値では約2カ月半ぶりの安値を記録し、この2日間の下げ幅は1400ドル近くに達しました。

米国など主要国の株安は円の支援材料(円高要因)と考えられます。ただ、昨日NY時間は、米国株の下落以上に米長期金利の低下に市場の関心が向いたことで、米ドルが売られました。その結果、米ドル/円が軟調に推移する一方で、クロス円は上昇しました。

米国の株価が続落した場合、市場はそれを材料視して、円高圧力を強める可能性があります。米長期金利とともに、米国の株価動向にも目を向ける必要がありそうです。

本日(12日)、トルコで米国人のブランソン牧師の審理が行われる予定です。トルコリラは裁判所の判断に反応する可能性があります。トルコ当局はブランソン牧師を自宅に軟禁しており、そのことが米国とトルコの関係悪化の一因となっているためです。

「米国とトルコが米国人牧師を解放することで合意した」との報道があります(*本日12日の『スポットコメント』ご参照)。ただし、これは正式発表ではなく、注意が必要です。

実際に、裁判所がブランソン牧師を解放するとの判断を下せば、トルコと米国の関係が改善に向かう可能性があり、トルコリラは上昇するとみられます。一方、裁判所が解放を認めなければ、前述の報道で解放への期待が高まっているだけに、失望も大きくなりそうです。トルコリラは下落圧力にさらされる可能性があります。

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