市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2018/08/10 08:48日米通商協議や米英のファンダメンタルズが相場材料となるか

(欧米市場レビュー)

9日欧米時間の外国為替市場では、貿易摩擦に対する懸念や堅調な米経済指標の結果を材料に米ドルが上昇しました。ユーロ/米ドルは一時6月21日以来となる1.1525ドルまで下落しました。円が堅調に推移する一方、資源新興国通貨は軟調でした。

トルコリラ/円は、初めて20円を割り込んで一時19.88円まで下落。最安値を更新しました。米国との関係改善を目指してトルコ代表団が米当局者と協議を行いましたが、進展はありませんでした。

(本日の相場見通し)

トルコリラ/円の目先の下値メドは、N波動分析に基づけば「19.63円」ですが、あくまで目安であり、逆張りポイントとするには極めてリスキーであることを認識する必要があります(8月7日の注目のチャート「トルコリラ/円、“逆ブブカ相場”の展開に」をご参照ください)。

本日、9-10日にかけて米ワシントンで開催されている日米通商協議の結果が示される予定です。日本も対象になっている鉄鋼・アルミ関税や、自動車関税などについて交渉が行われる可能性があり、その結果が為替市場の相場材料となる可能性があります。日米の対立が示されるようであれば、リスク回避の円高圧力が強まるかもしれません。

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本日は米英の経済指標に注目です。日本時間17時30分に英国の第2四半期GDPが発表されます。米国では同21時30分に7月のCPI(消費者物価指数)が発表されます。

英GDPの市場予想は前年比+1.3%です。BOE(英中銀)は2日に利上げを決定しました。ただ、カーニー総裁が追加利上げに慎重な見解を示したことで、当日の英ポンドは下落しました。ブレグジットの不透明感が慎重な政策金利見通しの背景にあると考えられます。英GDPは、2017年第2四半期以降に成長率の伸びが鈍化しました。今後さらに英経済の鈍化が顕著となれば、英ポンドの重石となるかもしれません。
 

7月の米CPIの市場予想は前年比+3.0%と、6月の同+2.9%からインフレの加速が見込まれています。FRBが重視するエネルギーと食料を除くコアは同+2.3%と、6月から横ばいが予想されていますが、それでもFRBのインフレ率目標(+2.0%)を上回る見込みです。インフレ圧力の高まりはFRBの利上げ観測を高めることで、米ドルの支援材料となりそうです。
 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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