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2018/05/28 09:15原油価格が25日に大幅安。資源国通貨の重しになりそう。欧米時間は流動性の低下に注意

(欧米市場レビュー)

25日欧米時間の外国為替市場では、加ドルや豪ドルなど資源国通貨が軟調に推移。一時、加ドル/円は84.08円、豪ドル/円は82.42円、豪ドル/米ドルは0.7542米ドルへと下落しました。ロシアとサウジアラビアのエネルギー相が主要産油国による原油の協調減産の規模縮小を協議したことが判明し、米WTI先物が25日に大幅下落。原油安が資源国通貨の重しとなりました。25日の米WTI先物の終値は、前日比2.83ドル(4%)安の1バレル=67.88ドルでした。

(本日の相場見通し)

米WTI先物は先週、一時1バレル=72ドル台へと上昇し、3年5カ月ぶりの高値を記録しました。イランやベネズエラからの原油供給が減少するとの観測が背景です。原油高は資源国通貨の支援材料となり、とりわけ加ドルはBOC(カナダ銀行)の先行きの利上げ観測もあって、対円では5月22日に一時3カ月半ぶりの高値を記録しました。

OPEC(石油輸出国機構)加盟国は6月22日にウィーンで総会を開催。また、OPEC加盟国と非加盟主要産油国は6月22日と23日、同じくウィーンで会合を開く予定です。市場では、それらの会合で原油の協調減産の規模縮小が決定されるとの観測が浮上しており、原油価格は目先、下押し圧力が加わりやすくなる可能性があります。原油価格が下落すれば、資源国通貨は上値が重い展開になりそうです。

本日(28日)は米国と英国が祝日(メモリアルデー、スプリング・バンクホリデー)のため、両国の株式・債券・商品市場は休場です。欧米時間は市場参加者が通常よりも少なく流動性が低下する分、突発的なニュースが出てきた場合、為替市場の反応はいつも以上に大きくなる可能性があり、注意は必要です。

(シニアアナリスト 八代和也)

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