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2018/05/23 08:57トルコリラ/円が日本時間朝方に急落!

(欧米市場レビュー)

22日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが円やスイスフランなど比較的安全とされる通貨に対して下落しました。トランプ大統領が、米朝首脳会談の実現に懐疑的な見方を示したことが材料視されました。

ユーロは欧州の取引時間後半に反落しました。イタリアの新政権が、「プランB」としてユーロ離脱計画の策定を主張しているエコノミストを財務相に起用することを検討しているとの報道がユーロの重石となりました。

トルコリラは対米ドル、対円で最安値を記録しました。エルドアン大統領が金融政策に介入する可能性に言及したことに対して、格付け機関のフィッチが警告したことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

トルコリラ/円は、日本時間23日午前7時頃に一時22.67円まで大幅に下落しました。目立った材料がなかったことから、薄商いの時間帯を狙った投機的な売りが背景と考えられます。8時50分現在のトルコリラ/円は23円台前半で推移しています。

トルコリラは、TCMB(トルコ中銀)の独立性の懸念や高いインフレ率、経常収支の悪化などを背景に下落しています。それらの要因に改善が見られない中では、トルコリラがさらに下落する可能性に注意しておく必要があります。

(※)トルコリラ/円のチャート分析(本日の「注目のチャート」)もご参照ください

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日本時間16時30分にドイツの5月マークイット製造業PMI同17時にユーロ圏の同マークイット製造業PMIが発表されます。ユーロ圏の景況感は2017年12月をピークに悪化しました。ただし、先週発表された5月のユーロ圏とドイツのZEW景況感は、前者は2.4と4月の1.9から改善し、後者は-8.2と4月から横ばいで、景況感の悪化が一服した可能性が示されました。景況感の改善が示されれば、ユーロのサポートとなる可能性があります。

日本時間24日午前3時に米FOMC議事録(5/1-5/2開催分)が公表されます。前回FOMCの声明文では、携帯電話料金の引き下げによる影響が剥落し、CPIがFRBのインフレ率目標である2%を上回ったことや、FRBが重視するPCE(個人消費支出)デフレーターが2%近辺に達したことを反映して、物価判断が上方修正されました。議事録でインフレに対する警戒感が示されるなどすれば、市場では利上げペースが加速するとの観測が高まるかもしれません。それは、米ドルのサポートとなりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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