市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2018/05/17 09:33TCMBの声明を受けてトルコリラ反発。米長期金利は一時6年10カ月ぶりの高水準

(欧米市場レビュー)

16日欧米時間の外国為替市場では、ユーロが軟調に推移。一時、ユーロ/米ドルは1.1760米ドル、ユーロ/円は129.54円へと下落しました。「イタリアで連立協議中の“五つ星運動”と“同盟”の政策草案に、ECB(欧州中央銀行)に2500億ユーロの政府債務の免除を要請することが盛り込まれている」と伝わり、ユーロに下押し圧力が加わりました。その後、同盟の報道官が「債務免除はいかなる公式案 にもみられていない」と語ると、ユーロは下げ幅を縮小しました。

トルコリラは反発。TCMB(トルコ中央銀行)は「市場における不健全な価格形成を注意深く監視する。インフレ見通しに与える為替動向の影響を考慮したうえで、必要な措置を講じるだろう」との声明を発表。それを受けて、TCMBの利上げ期待が高まりました。

(本日の相場見通し)

米国の長期金利(10年債利回り)が昨日(16日)、一時3.10%付近へと上昇し、6年10カ月ぶりの高水準を記録しました。

足もとの米ドルの全般的な上昇は、米長期金利の上昇が背景にありました。昨日の欧米時間はイタリアやトルコ関連で材料が提供されたことで、米長期金利の上昇は市場でそれほど材料視されませんでした。ただ、イタリアの連立協議やTCMBの金融政策関連で新たなニュースが出てこなければ、市場の関心は米長期金利の動向に戻るとみられます。米長期金利が一段と上昇した場合、米ドルの支援材料となりそうです。

トルコリラは昨日欧米時間、TCMBの利上げ期待から反発しました。ただ先週も、利上げ期待がいったん高まったものの、エルドアン・トルコ大統領の利下げが必要との発言を受けて利上げ期待は後退、トルコリラへの下落圧力が再び強まりました。エルドアン大統領ら政府当局者の発言に注意が必要です。

(シニアアナリスト 八代和也)

= = = = = = = = = = = = = = = = =

【FXマーケットスクウェア】
FXマーケットスクウェアは、毎日18時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ