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2018/05/16 09:17米長期金利上昇で米ドル指数は年初来高値を更新。一方で、トルコリラ/円は最安値を記録

(欧米市場レビュー)

15日欧米時間の外国為替市場では、主要6通貨(※)に対する米ドル指数が年初来高値を記録。堅調な米経済指標を受けて、米長期金利が2011年7月以来となる3.09%まで上昇したことが米ドルの支援材料となりました。4月の小売売上高は前月比+0.3%と、市場予想に一致。5月のNY連銀製造業景気指数は20.10と、市場予想の15.00を上回りました。
(※)ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、スウェーデンクローナ

(※)米長期金利について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

トルコリラ/円は一時24.60円まで下落し、最安値を記録しました。米金利や米ドルが上昇していることで、新興国から資金が流出しやすい環境です。その中で、エルドアン大統領が「大統領選と議会選に勝利した場合、自身が金融政策に対してより多くの責任を担うだろう」と発言したことがトルコリラの下落材料となりました。

(※)トルコについて、昨日の「オセアニアレポート」をご参照ください

(本日の相場見通し)

トルコからの資金流出が顕著になっています。トルコの10年債利回りは同日、一時14.73%まで上昇(=トルコ国債は下落)して最高値を記録しました。トルコリラに加えて、トルコ国債も売り越されています。
 

トルコの10年債利回りの上昇は、高いインフレ率や経常赤字の拡大、TCMBの独立性への懸念などを背景にした「悪い金利上昇」と判断できます。そのため、トルコリラがさらに下落する可能性も考慮しておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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