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2018/05/15 09:12欧米の経済指標がユーロや米ドルの相場材料となるか

(欧米市場レビュー)

14日欧米時間の外国為替市場では、ユーロが上昇。ECB理事会メンバーのビルロワドガロー仏連銀総裁が、利上げに関する新たなガイダンスを公表する可能性があると述べたことがユーロの支援材料となりました。

米ドルは堅調に推移。米長期金利(10年債利回り)が3%台へ上昇したことが米ドルのサポートとなりました。また、アルゼンチンペソの下落を受けた、リスク回避の動きも米ドル買いに繋がりました。

トルコリラ/円は、経常収支の悪化を受けて一時25.05円まで下落しました。トルコの3月経常収支は-48.12億ドルと、市場予想の-41.25億ドルを上回り、2月の-41.52億ドルから赤字が拡大しました。

(本日の相場見通し)

日本時間15時にドイツの第1四半期GDP、同18時にドイツとユーロ圏のZEW景況感が発表されます。ドイツの第1四半期GDPは前年比+2.4%と、前回の同+2.9%から鈍化が予想されています。

ドイツとユーロ圏のZEW景況感は低下傾向です。ドラギ総裁は貿易摩擦への懸念を示すと同時に、その影響による景況感の悪化を注視するとの見解を示しました。ユーロ圏の景況感の鈍化が一時的なものであると確認できるのか注目です。

米国では、日本時間21時30分に4月の小売売上高とNY連銀製造業景気指数が発表されます。小売売上高は、前月比では昨年12月から3か月連続で低下しましたが、3月は+0.6%と改善しました。4月の市場予想は+0.4%と、底堅い伸びが見込まれています。NY連銀製造業景気指数は、前回からほぼ横ばいの予想です。

過去数週間では、ECBが金融緩和を縮小するとの観測やBOE(英中銀)の追加利上げ観測はやや後退しています。そのため、経済指標などで米景気の底堅さが示され、FRBが着実に利上げを行う材料とななれば、米ドルの支援材料となりそうです。

(※)各国の金融政策について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

(アナリスト 根岸慎太郎)

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