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2018/05/14 09:11今週は、イタリア政治や中東情勢、FRB当局者の発言に注目

(欧米市場レビュー)

11日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調でした。4月の米輸入物価指数が前月比+0.3%と、市場予想の同+0.5%を下回ったことが材料視されました。その後発表された5月のミシガン大消費者信頼感指数が98.8と、市場予想の98.5を小幅ながら上回ったことを材料に、米ドルは下げ幅を縮小しました。

加ドルは軟調に推移。WTI原油先物が小幅に下落したことや、4月の加雇用統計が材料視されました。雇用統計では、失業率は5.8%と、前回から横ばいでした。一方で、雇用者数は-1.1千人と、市場予想の+17.4千人を下回りました。

(本日の相場見通し)

イタリアでは、ポピュリスト政党の「五つ星運動」と極右政党の「同盟」が連立政権の樹立で合意した模様です。両党の党首はいずれも首相には就任せず、第三者を任命する方向のようです。市場の反応は今のところ限定的です。ただし、欧州時間(日本時間午後4時以降)に動きがみられる可能性はあります。

(※)イタリア政治について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

地政学リスクにも目を向けておく必要があります。本日14日はイスラエルの建国70周年にあたり、米国の駐イスラエル大使館がエルサレムへ移転します。足元では、米国がイラン核合意から離脱したこともあって、中東情勢は不安定化しつつあります。

セントルイス連銀のブラード総裁は、FRBが現在の利上げペースを維持した場合、年内か来年に逆イールド(短期金利>長期金利)が発生する可能性があるとの見解を示しました。今週は、ウィリアムズ次期NY連銀総裁(現SF連銀総裁)やブレイナ―ド理事の発言機会が予定されています。
 

米国において、景気と密接な関係があるとされるイールドカーブについて言及があれば、市場が予想するFRBの利上げペースに影響する可能性もありそうです。その場合、米ドルの相場材料となるかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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