市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2018/05/10 09:27本日、BOE(英中銀)が金融政策を発表。米CPIやイタリア政局の行方にも要注意!

(欧米市場レビュー)

9日欧米時間の外国為替市場では、WTI原油先物の大幅上昇などを材料にカナダドルなどの資源国通貨が上昇。米原油在庫の減少が示されたことや、米国が諸外国に対し、イランからの原油輸入量を減らすよう勧告したことがWTI原油先物の上昇材料となりました。

トルコリラ/円は一時25.73円まで反発しました。エルドアン大統領は、チェティンカヤTCMB(トルコ中銀)総裁や資本市場の監督当局者らと経済や通貨について協議を行いました。この動きを受けて、政府が通貨防衛措置を打ち出すとの期待が高まりました。

日本時間10日午前6時、RBNZ(NZ準備銀行)は政策金利の据え置きを決定しました。RBNZは、利上げ予想時期を2019年第3四半期に下方修正しました(従来は同年第2四半期)。オア総裁は声明で、「次の政策措置は上下に均衡している」との見解を示し、利下げの可能性にも間接的に言及しました。RBNZのハト派的な姿勢を受けて、NZドルは下落しました。

(本日の相場見通し)

日本時間10日20時、BOE(英中銀)が金融政策を発表します。市場は政策金利の据え置きを予想しています。市場は、数週間前まで5月の利上げをメインシナリオとしていましたが、インフレや経済指標が足元で鈍化していること、カーニー総裁のハト派的な発言などを受けて利上げ予想は大きく後退しました。

市場が予想する次の利上げ時期は8月です。BOEから次の利上げについて何らかのヒントが示されるのか、同日に公表されるインフレーションレポートでのインフレ見通しなどが英ポンドの相場材料となりそうです。

米財務省は9日、10年物の国債入札を行いました。応札倍率は2.56倍と前回の2.46倍から上昇し、米国債への底堅い需要が示されました。米長期金利(10年債利回り)は同日、一時3.014%まで上昇。北朝鮮が拘束していた3人の米国人を開放したことなどが材料視されました。米国債の需給悪化に対する懸念が後退するなかでの長期金利上昇は、米ドル高要因と判断できます。

日本時間10日21時30分に4月の米CPI(消費者物価指数)が発表されます。エネルギーと食料を除くコアの市場予想は前年比+2.2%と、前回の同+2.1%に続きFRBのインフレ率目標を上回る見込みです。堅調な米景気やそれに伴ったインフレ圧力が示されて長期金利が上昇(いわゆる「良い金利上昇」)した場合、米ドルの支援材料となりそうです。

イタリアでは、ポピュリスト政党の「五つ星運動」と極右政党の「同盟」が連立協議に入りました。協議の結果は10日にも判明する可能性があります。その結果によってユーロの値動きが荒くなる可能性には注意が必要です。

(※)イタリア政治について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

(アナリスト 根岸慎太郎)

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