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2018/05/08 09:10トランプ大統領はイラン核合意についての発表を前倒し。ユーロ圏の経済指標にも注目

(欧米市場レビュー)

7日欧米時間の外国為替市場では、ユーロ/米ドルが一時1.1896ドルまで下落し、年初来安値を記録。ユーロ/円は一時129.96円まで下落しました。3月のドイツ鉱工業受注は前月比-0.9%と、市場予想の同+0.3%を下回ったことが嫌気されました。

WTI原油先物は一時2014年11月以来となる70.84ドルまで上昇しました。トランプ大統領は、米国がイラン核合意に残留するかについて、8日午後2時(日本時間9日午前3時)に発表するとツイッターに投稿しました。トランプ大統領の投稿後、WTI原油先物は利益確定の動きから一時70ドルを下回る場面が見られました。

(本日の相場見通し)

日本時間9日午前3時に、米国がイラン核合意に残留するかについてトランプ大統領が発表する可能性があります。イランのロウハニ大統領は6日、米国が離脱すれば「歴史的な後悔」に直面すると警告しました。イラン核合意を巡り地政学リスクが高まれば、リスクオフの円高となる可能性に注意しておく必要があります。

ユーロ圏では、企業の景況感低下やインフレ率の鈍化など、弱い経済指標が散見されます。7日に発表されたドイツの鉱工業受注は3カ月連続で低下。5月のユーロ圏投資家センチメント指数は4カ月連続で低下しました。

プラートECB理事は7日の講演で、ユーロ圏景気に対する自信を改めて示す一方、「輸出セクターに関連した一部のセンチメント指標の急激な低下は懸念要因だ」と述べ、保護主義の高まりに懸念を表明しました。弱い経済指標が一時的なものなのか、注視しておく必要があります。

日本時間8日午後3時に3月のドイツ鉱工業生産指数が発表されます。市場予想は前月比+0.8%と、2月の同-1.6%から改善が見込まれています。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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