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2018/04/26 09:30本日はドラギ総裁の会見に注目。TCMB(トルコ中銀)は0.75%の利上げを決定

(欧米市場レビュー)

25日欧米時間の外国為替市場では、米長期金利の上昇を材料に米ドル指数が1月12日以来の高値を記録。米ドル/円は一時109.41円まで上昇しました。米5年物国債入札では、応札倍率(発行額に対する入札額の倍率)が2.49倍と、前回の2.50倍からほぼ変わらず、米国債の需給悪化は示されませんでした。

トルコリラ/円は、一時1カ月ぶりとなる26.97円まで上昇しましたが、その後反落しました。TCMB(トルコ中銀)の利上げが相場材料でした(後述)。

(本日の相場見通し)

日本時間20時45分にECBが金融政策を発表します。市場では、金融政策の据え置きが予想されています。金融政策が据え置かれた場合、同21時30分から予定されているドラギ総裁の記者会見が相場材料となるかもしれません。

ドラギ総裁は11日の講演で、「貿易戦争」の影響による景況感の低下を注視する必要があるとの見解を示しました。ユーロ圏の景況感は依然として高水準にあるものの、低下傾向が続いています。

「貿易戦争」に対する懸念やそれに伴った景況感の低下を背景に、ドラギ総裁の会見が金融緩和に積極的な「ハト派的内容」となる可能性はあります。その場合、ユーロをさらに押し下げる材料となるかもしれません。

ユーロ/米ドルは25日、一時3月1日以来となる1.2160ドルまで下落しました。ユーロ/米ドルは2018年以降、概ね1.22-1.25ドルのレンジで推移しています。前述の材料などを背景に、レンジを明確に下抜けするかにも注目です。
 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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TCMB(トルコ中銀)は0.75%の利上げを決定

TCMB(トルコ中央銀行)は昨日(25日)、0.75%の利上げを決定。後期流動性貸出金利を12.75%から13.50%に引き上げました(1週間物レポ金利、翌日物貸出金利、翌日物借入金利は据え置き)。市場では、利上げ幅は0.50%との見方が有力だったため、0.75%の利上げを受けてトルコリラが買われ、トルコリラ/円は一時26.97円へと上昇しました。

ただ、トルコリラの上昇は長続きせず、トルコリラ/円は一時26.53円へと値を下げました。市場では、「TCMBはトルコリラ安が進行しないと利上げしない」との観測、「米国の長期金利が上昇してトルコとの金利差が縮小するなか、0.75%の利上げでは不十分」との見方があるようです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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