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2018/04/23 08:48米長期金利上昇が米ドルの支援材料。本日はユーロ圏マークイットPMIに注目

(欧米市場レビュー)

20日欧米時間の外国為替市場では、米ドル/円が一時2月21日以来となる107.85円まで上昇。米長期金利(10年債利回り)が一時2014年1月以来となる2.962%まで上昇したことが米ドルの支援材料となりました。

米長期金利の上昇や資源価格が小幅ながら下落したこと受けて、資源・新興国通貨は軟調でした。豪ドルは対米ドルで0.7655ドル、対円で82.43円まで下落。NZドルは対米ドルで0.7199ドル、対円で77.44円まで下落しました。

ユーロ/米ドルは一時1.2249ドル、ユーロ/円は一時132.05円まで下落しました。ECB当局者が、QE(量的緩和)終了に関してのアナウンスメントを7月の会合まで遅らせることができると考えているとの報道が嫌気されました。

(本日の相場見通し)

日本時間16時30分に4月の独マークイット製造業PMI(購買担当者指数)、同17時に4月のユーロ圏マークイット製造業PMIが発表されます。ドラギ総裁は11日の講演で、米中貿易摩擦に対する懸念がある中で、企業が投資を先延ばしする可能性があると指摘。この影響による景況感への下押しは「今後数か月の間に極めて重要になるかもしれず、注意して観察することが必要だ」との見解を示しました。

ユーロ圏企業の景況感には鈍化の兆しが見られます。17日に発表された4月のZEW景況感指数では、ユーロ圏とドイツの景況感が大幅に低下しました。本日発表されるマークイット製造業PMIにも鈍化の兆しが見られ、4月の市場予想は前回からさらに低下すると見込まれています。ドラギ総裁が注視する姿勢を示した中で景況感悪化が続くようであれば、ユーロの重石となる可能性があります。
 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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