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2018/04/20 09:29米長期金利上昇で米ドルは堅調。カナダCPIが加ドルの支援材料に?

(欧米市場レビュー)

19日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが上昇。ユーロ/米ドルは一時1.2328ドル、豪ドル/米ドルは一時0.7719ドル、NZドル/米ドルは一時0.7259ドルまで下落しました。米長期金利は、インフレ期待の高まり(※後述)や英国など欧州の国債利回り上昇を受けて、一時1か月ぶりとなる2.934%まで上昇しました。

英ポンド/円は一時151.05円まで下落しました。3月の英小売売上高が前年比+1.1%と、市場予想の同+2.0%を大幅に下回ったことが材料視されました。また、カーニー総裁は19日、英経済指標は強弱まちまちで、今後の利上げタイミングはブレグジット(英国のEU離脱)交渉に左右されるとの見解を示しました。この発言を受けて、BOE(英中銀)が5月に利上げするとの市場の観測が後退しました。

(本日の相場見通し)

(※)4月のフィラデルフィア連銀景気指数の内訳である仕入価格指数は56.4と、2011年3月以来の高水準を記録しました。企業が事業を行うための仕入れコストは増加しているとみることができます。企業がコストを販売価格に転換すれば、インフレの上昇に繋がります。そのため、仕入価格の上昇はインフレ期待を高める要因となりそうです。
 

日本時間21時30分にカナダの3月CPI(消費者物価指数)が発表されます。市場予想は前年比+2.4%と、2月の同+2.2%からインフレの加速が見込まれています。

BOC(加中銀)は18日、政策金利を現行の1.25%に据え置きました。ただし、BOCの声明やポロズ総裁の会見はタカ派的でした。ポロズ総裁は、「われわれの議論のほとんどが、利上げの適切なペースに関するものだった」と述べ、当局者のタカ派寄りの姿勢が示されました。

インフレの加速が示されるようなら、市場のBOCが利上げを継続するとの観測はさらに強まりそうです。それは、加ドルの支援材料と考えられます。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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