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2018/04/17 09:15英雇用統計やユーロ圏の景況感指数が相場材料となる可能性も

(欧米市場レビュー)

16日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが下落しました。トランプ大統領が、中国とロシアが「通貨切り下げゲーム」を行っているとし、「容認できない」とツイッターに投稿したことが材料視されました。

3月の米小売売上高は前月比+0.6%と、市場予想の同+0.4%を上回り、4か月ぶりのプラスとなりました。4月のNY連銀製造業景気指数は15.8と、市場予想の18.8を下回り、3月の22.5から低下。米経済指標は強弱まちまちの結果となり、米ドルの反応は限定的でした。

(本日の相場見通し)

日本時間10時30分にRBA(豪準備銀行)議事録(4月3日開催分)が公表されます。RBAは3日、金融政策の据え置きを決定しました。議事録では、金融政策に関する議論に加え、豪ドルのマイナス要因である「貿易戦争」に関して、何らかの議論が行われたのか注目です。

日本時間11時に中国の第1四半期GDPが発表されます。市場予想は前年比+6.7%と、底堅い成長が示される見込みです。中国経済の底堅さが示された場合、(中国向け輸出が多いため)豪ドルやNZドルの支援材料となる可能性があります。

日本時間17時30分に英雇用統計が発表されます。前回のILO基準の失業率は1975年以来の水準となる4.3%まで低下し、労働市場の堅調が示されました。週平均賃金は前年比+2.8%と、伸びが加速しました。今回の週平均賃金の市場予想は同+2.9%と、さらに伸びが加速すると見込まれています。底堅い労働市場を背景にBOE(英中銀)の利上げ観測が高まれば、英ポンドのさらなる上昇材料となりそうです。

日本時間18時にユーロ圏とドイツの4月ZEW景況感指数が発表されます。ドラギ総裁は11日の講演で、米中貿易摩擦に対する懸念がある中で、企業が投資を先延ばしする可能性があると指摘。この影響による景況感への下押しは「今後数か月に極めて重要になるかもしれず、注意して観察することが必要だ」との見解を示しました。ユーロ圏の景況感にはやや鈍化の兆しがみられます。ドラギ総裁が注視する姿勢を示したことで、ZEW景況感指数にユーロが反応する可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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