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2018/04/10 09:22習近平国家主席の講演が相場材料に?シリア情勢にも引き続き注目

(欧米市場レビュー)

9日欧米時間の外国為替市場では、米ドル/円が一時106.62円まで下落しました。FBI(米連邦捜査局)がトランプ大統領の弁護士であるコーエン氏の事務所を捜索したとの報道を受けて、政治リスクが意識されたことが米ドルの重石となりました。

ユーロ/円は一時約1か月ぶりとなる131.95円まで上昇。ユーロ/米ドルは一時1.2327ドルまで上昇しました。ECBが公表した年次報告書で、ドラギ総裁が「ユーロ圏経済は力強い」との見解を示したことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

中国の習近平国家主席は10日、博鰲(ボアオ)・アジア・フォーラムで講演を行います。市場では、習主席の講演が「貿易戦争」に対する市場の警戒感を落ち着かせる内容になるとの期待があります。習主席の発言が相場材料となる可能性があります。

フェイスブックのザッカーバーグCEOは本日10日、フェイスブック問題(調査会社ケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックの個人情報を不正流用していた疑惑)に関する証言を上院司法委員会と商業委員会による合同公聴会で行います。11日には下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言します。

ザッカーバーグCEOの証言が、フェイスブックをはじめとするIT関連株に影響する可能性があります。その場合、為替市場にも影響する可能性があり、注目しておく必要はあります。

トルコリラ/円は9日、一時3月23日以来となる26.15円まで下落。トルコリラは対米ドル、対ユーロで最安値を更新しました。エルドアン大統領は、金利低下が望ましいと改めて強調。TCMB(トルコ中銀)の独立性に対する懸念がトルコリラの下落要因となりました。

シリア情勢もトルコリラの重石となった可能性があります。シリアのアサド政権による化学兵器の使用疑惑を受けて、トランプ米大統領は9日の閣議で「24時間から48時間以内に大きな決断をする」と述べ、シリアへの軍事行動も排除しない姿勢を示しました。

シリア情勢に関して、トルコのエルドアン大統領は軍事作戦を拡大する可能性に言及しています。シリア情勢が悪化すれば、トルコリラの下押し材料となる可能性があり、注意しておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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