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2018/04/05 09:08「貿易」が引き続き相場材料になる展開が続くか

(欧米市場レビュー)

4日欧米時間の外国為替市場では、米ドル/円が一時106.00円まで下落しました。中国は4日、航空機や自動車、大豆など米国からの輸入品(106品目、500億ドル相当)に高率関税を課す計画を発表。米中貿易摩擦が激化するとの懸念が高まりました。

その後、米ドル/円は反発して106.81円まで上昇。米ホワイトハウス当局者が、「現時点で中国に対するこれ以上の(貿易に関する)措置は検討していない」と述べたことで、貿易戦争に対する懸念がやや後退しました。3月の米ADP雇用統計で民間部門雇用者数が24.1万人増と、米労働市場の堅調が示されたことも米ドル/円の支援材料となりました。

ユーロは堅調な経済指標を材料に、対米ドル、対円で小幅に上昇しました。ユーロ圏の2月失業率は8.5%と、2008年12月以来の水準まで低下。3月のCPIは前年比+1.4%と、2月の同+1.1%からインフレが加速しました。

(本日の相場見通し)

米中貿易摩擦に対する懸念がやや後退したことや米株の上昇を受けて、本日の米ドル/円や日経平均は底堅い展開となりそうです。ただ、6日に米雇用統計を控えていることから、上値は限定的となる可能性があります。

貿易戦争に対する懸念はやや後退したものの、中国は米国に対する追加関税計画の発動は、米国の動向次第としています。米中貿易摩擦の行方は、日本の対米、対中関係に影響する可能性もあります。今後の米中間の交渉に注目しておく必要があります。

(※)日米貿易摩擦について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

市場の目が貿易に向いていることで、貿易関連の経済指標も相場材料となるかもしれません。本日5日、日本時間21時30分に2月の米貿易収支が発表されます。貿易収支の結果や、それを受けてトランプ大統領が強硬なメッセージを発した場合など、為替市場が反応する可能性はあります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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