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2018/04/04 08:57ユーロ圏CPIは4か月ぶりに上昇の見込み。ユーロの支援材料となるか?

(欧米市場レビュー)

3日欧米時間の外国為替市場では、米株の反発を受けてリスクオフの円買いが巻き戻されました。米ドル/円は一時106.64円、豪ドル/円は81.94円、加ドル/円は約3週間ぶりとなる83.29円まで上昇しました。

2日の米株の下落材料となったアマゾンに関して、「トランプ大統領の懸念に対処する具体的な措置はホワイトハウスで検討されていない」との報道が米株の支援材料となりました。

3月の米自動車販売台数は市場予想を上回りました。特に、米主要メーカーの販売が市場予想を上回り、消費の冷え込みに対する懸念が後退。米ドルのサポート材料となりました。

(本日の相場見通し)

NY連銀は3日、ダドリー総裁の後任にウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁を指名する人事を発表しました。エコノミスト出身で金融市場に精通し、FRBの現行の「緩やかな利上げ」路線を支持しているとみられる同氏の就任は市場の安心材料となりそうです。ウィリアムズ氏は6月18日にNY連銀の新総裁に就任します。

日本時間18時にユーロ圏の2月失業率と3月CPI(消費者物価指数)が発表されます。労働市場の改善とインフレ圧力が同時に示された場合、ユーロの上昇材料となる可能性があります。

ユーロ圏の労働市場はひっ迫しつつあります。1月の失業率は2008年12月以来となる8.6%まで低下しました。2月の市場予想は8.5%と、さらに改善すると見込まれています。

ユーロ圏のCPIは2月に2016年12月以来となる前年比+1.1%まで低下し、ECBのインフレ率目標(2%近辺)を大幅に下回りました。3月の市場予想は前年比+1.4%と、4か月ぶりにインフレ率が上昇すると予想されています。

米経済指標では、日本時間21時15分に発表される3月ADP雇用統計と同23時の3月ISM非製造業景況指数に注目です。ADP雇用統計は、6日に発表されるNFP(非農業部門雇用者数)の先行指標として注目されます。2日に発表されたISM製造業景況指数は、製造業の堅調を示唆しました。非製造業も堅調な結果となれば、米ドルのサポートとなりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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