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2018/03/30 09:1629日欧米時間にトルコリラが反発。欧米祝日で流動性の低下に注意

(欧米市場レビュー)

3月29日欧米時間の外国為替市場では、トルコリラが反発。トルコリラ/円は一時、26.96円へと上昇しました。トルコの昨年10-12月期GDPが前年比+7.3%と、市場予想の+7.0%を上回り、トルコリラの支援材料となりました。

トルコリラを除けば、全般的に比較的落ち着いた展開。米ドル/円やクロス円は、おおむね東京時間午後の水準近辺での“もみ合い”でした。米国の経済指標が発表されたものの、その結果に対する為替市場の反応は限定的でした。

米国の経済指標の結果は、以下の通りです。
( )は市場予想
・2月PCEデフレーター(前年比):+1.8%(+1.7%)
・2月PCEコアデフレーター(前月比):+0.2%(+0.2%)
・2月PCEコアデフレーター(前年比):+1.6%(+1.6%)

・新規失業保険申請件数:21.5万件(23.0万件)*1973年1月以来の低水準
・失業保険継続受給者数:187.1万人(187.5万人)

・3月シカゴ購買部協会景気指数:57.4(62.0)
・3月ミシガン大学消費者信頼感指数:101.4(102.0)

(本日の相場見通し)

市場予想を上回ったトルコのGDPがプラス材料となったほか、米国のトランプ大統領の発言も29日のトルコリラの反発を後押しした可能性があります。トランプ大統領は29日、「米国はシリアからすぐに去るだろう」と語りました。トルコは対クルド人勢力の軍事作戦をマンビジ(シリア)などへ拡大する可能性に言及。マンビジには米軍が駐留しているため、市場ではトルコがマンビジを攻撃すれば、米軍と衝突するのでは?との懸念があります。こうした懸念があるなかで、トランプ大統領がシリアからの撤退の可能性に言及したことは、トルコリラにとってプラス材料と考えられます。

トルコの2月貿易収支が本日発表されます(日本時間16時)。3月に入ってからのトルコリラの下落は、トルコの経常赤字拡大なども背景にあり、経常赤字の拡大は輸入増による貿易赤字の拡大が主因でした。そのため、貿易収支の結果にトルコリラが反応する可能性があります。

本日(3月30日)は欧米がグッドフライデー、来週月曜日(4月2日)はイースターマンデーで欧州が祝日です。そのため、目立った材料が出てこなければ、欧米時間は比較的落ち着いた相場展開になりそうです。ただし、市場参加者が通常よりも少なく流動性が低下する分、突発的なニュースが出てきた場合の為替市場の反応はいつも以上に大きくなる可能性があり、注意が必要です。

(シニアアナリスト 八代和也)

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