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2018/03/29 09:10米経済指標や地政学リスクの後退を好感し、米ドルが上昇。本日は米PCEデフレーターに注目

(欧米市場レビュー)

28日欧米時間の外国為替市場では、米ドル/円が一時106.99円まで上昇しました。北朝鮮が日朝首脳会談の開催を模索しているとの報道を受けて地政学リスクが後退。投資家のリスクオンの姿勢が強まりました。2017年第4四半期の米GDP(確定値)が前期比年率+2.9%と、速報値の同+2.5%から上方修正されたことも米ドルのサポートとなりました。

SARB(南ア中銀)は政策金利を0.25%引き下げ、6.50%とすることを決定しました。SARBが政策金利を発表した直後、南アランド/円は小幅に下落しました。ただし、利下げが事前に予想されていたことや米ドル/円の上昇を受けて、南アランド/円の下落は一時的でした。

(本日の相場見通し)

日本時間16時55分に3月の独雇用統計が発表されます。市場では3月の失業率は5.3%と、2月の5.4%から一段と低下すると予想されています。2月は1990年の東西ドイツ統一後で最低水準を記録しました。

同21時に3月の独CPI(消費者物価指数)が発表されます。独CPIは2月に前年比+1.4%と、1月の同+1.6%からインフレが鈍化しました。3月の市場予想は同+1.7%と、インフレが加速すると見込まれています。

ユーロ圏経済のけん引役であるドイツで、労働市場のひっ迫やインフレ圧力が示された場合、ユーロの支援材料となりそうです。

日本時間21時30分に2月の米PCEデフレーターが発表されます。FRBが重視しているエネルギーと食料を除くPCEコアは、2017年11月以降3カ月連続で前年比+1.5%の伸びに留まっています。2月の市場予想は同+1.6%と、インフレの加速が見込まれています。

FRBがインフレ率の下押し要因として指摘した携帯電話料金の引き下げの影響は3月以降に剥落すると見込まれています。実際にインフレ率が上昇してFRBの利上げ回数が年3回(前回の利上げを含む)から4回になるとの市場の見方が強まれば、米ドルの上昇材料となる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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