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2018/03/27 08:57貿易戦争に対する懸念はやや後退。リスクオフの円高は一服

(欧米市場レビュー)

26日欧米時間の外国為替市場では、リスクオフで進んだ円高が巻き戻され、米ドル/円は一時105.44円まで上昇しました。ナバロNTC(国家通商会議)委員長や中国の李首相の発言(後述)を受けて貿易戦争に対する懸念がやや後退しました。

ユーロは堅調に推移し、ユーロ/円は一時131.32円、ユーロ/米ドルは一時1.2458ドルまで上昇しました。次期ECB総裁の有力候補であるバイトマン独連銀総裁が、2019年に利上げを実施する可能性を示したことが材料視されました。

リスクオフの後退を受けて、資源国通貨は対米ドルと対円で上昇。豪ドルは対円で81.67円、対米ドルで0.7744ドルまで上昇。NZドルは対円で76.90円、対米ドルで0.7293ドルまで上昇しました。

(本日の相場見通し)

ナバロNTC委員長は26日、「米国は既に中国と交渉のテーブルに着いている」と述べました。中国の李首相は、「中国市場はさらに開かれる見通しで、貿易戦争に勝者は存在しない」との見解を示しました。

貿易戦争に対する懸念がやや後退したことで、26日の米国市場では米株と市場金利が上昇しました。前日の米国市場の流れを受けて、本日の日経平均は底堅く推移する可能性があります。その場合、米ドル/円の支援材料となりそうです。

本日、衆参両院の予算委員会で佐川前国税庁長官の証人喚問が開かれます。参院は9時30分から、衆院は14時からの予定です。財務省は政治家の関与を改めて否定していますが、佐川氏の発言内容次第では市場が反応する可能性があります。

日本時間23時に3月の米消費者信頼感指数が発表されます。3月の市場予想は130.0と、2月に続き高水準が予想されています。2月は2000年11月以来となる130.8でした。最近はやや弱含む経済指標も見られます。消費者信頼感指数で引き続き高い水準が示されるのか、注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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