市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2018/03/20 09:15ブレグジット交渉に進展の兆し。本日の英CPIも英ポンドの相場材料に

(欧米市場レビュー)

19日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調。米FOMCを21日に控え積極的な取引が控えられるなか、フェイスブックのユーザー情報漏洩問題などを受けて米株が大幅安となり、投資家のリスクオフの姿勢が強まりました。

ユーロは堅調に推移しました。「複数のECB関係者が今年末のQE(量的緩和)終了、来年半ばの利上げを見込む市場予測に違和感はないと述べた」とのロイターの報道などが材料視されました。

英ポンド/円は一時149.63円まで上昇。デービス英離脱担当相とバルニエEU首席交渉官が記者会見し、ブレグジット(英国のEU離脱)後の移行期間中の条件についての合意を発表したことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

英国とEUは19日、ブレグジット後の移行期間中の条件について合意しました。22-23日のEU首脳会議で合意文書に署名する見通しです。合意された移行期間は2020年12月20日までの1年9か月間で、英国が求めていた2年間に近いものとなったようです。

バルニエEU首席交渉官によれば、最終的な離脱協定についても大方で合意した模様です。ただ、まだ多くの作業が残っていると付け加え、離脱協定が署名されるまでは移行期間について確定したわけではないとくぎを刺しました。

日本時間18時30分に2月の英CPI(消費者物価指数)が発表されます。2月の市場予想は前年比+2.8%と、1月の同+3.0%からインフレが鈍化すると予想されていますが、依然としてBOE(英中銀)のインフレ率目標(2%)を大幅に上回る見込みです。

今週は22日にBOEのMPC(金融政策委員会)が開催されます。市場は、今回のMPCでは金融政策が据え置かれると予想しています。一方で、OIS(翌日物金利スワップ)によれば、市場が予想する5月の利上げ確率は62.4%と、市場は5月の利上げを予想しています。

本日のCPIの結果は、今後の利上げペースに影響し、英ポンドの相場材料となる可能性があります。

(※)英ポンド/円に関して、本日の「注目のチャート」もご参照ください

(アナリスト 根岸慎太郎)

= = = = = = = = = = = = = = = = =
【FXマーケットスクウェア】
FXマーケットスクウェアは、毎日18時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ