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2018/03/16 09:00強い米経済指標が米ドルの支援材料。米保護主義や「ロシアゲート」の行方には引き続き注意が必要

(欧米市場レビュー)

15日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが上昇。3月のNY連銀製造業景気指数が市場予想を上回るなど、強い米経済指標が支援材料となりました。ナバロNTC(国家通商会議)委員長は、トランプ米大統領が中国の知的財産慣行に関連した対応を検討すると述べました。貿易摩擦に対する懸念が高まり、米ドルや円などの安全とされる通貨が上昇しました。

トルコリラ/円は一時27.08円まで下落し、最安値を更新しました。対米ドルでトルコリラが下落したことが影響しました。ユーロは軟調でした。低インフレが金融緩和政策を終了する妨げになっているとのドラギECB総裁の発言が材料視されました。

(本日の相場見通し)

日本の参院は16日午前10時、衆院は午後1時にそれぞれ本会議を開き、黒田総裁の続投と、若田部・早稲田大学教授と雨宮・日銀理事を副総裁に充てる人事に同意する見通しです。副総裁は3月20日、黒田総裁は4月9日から5年間の任期がスタートします。

「ロシアゲート(トランプ大統領とロシアの関係を巡る疑惑)」を捜査するモラー特別捜査官は、トランプ大統領の一族が経営するトランプ・オーガニゼーションに対し、ロシア関連文書を含む文書の提出を求める召喚状を送りました。

トランプ・オーガニゼーションの弁護士は、昨年7月以降、モラー特別捜査官の捜査に協力することを明らかにしているとし、召喚状は重要ではないとの見解を示しました。ただし、15日の米国市場では、前述の報道が伝わった後に米株が下落し、国債利回りも低下する場面がありました。新たな情報が伝わった場合に、市場でリスクオフが強まる可能性には注意しておく必要がありそうです。

日本時間16日22時15分に2月の米鉱工業生産指数、同23時に3月のミシガン大学消費者信頼感指数が発表されます。15日の外国為替市場では、市場予想を上回った経済指標が米ドルの支援材料となりました。引き続き米経済指標にも目を向けておく必要があります。鉱工業生産指数の市場予想は前月比+0.3%(前回:同-0.1%)、ミシガン大学消費者信頼感指数は99.3です(前回:99.7)。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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