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2018/03/14 09:02保護主義に対する懸念で米ドルは下落。複数の要因を背景にトルコリラは上値の重い展開

(欧米市場レビュー)

13日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが下落しました。2月の米CPIは市場予想通りの結果となり、FRBの利上げペースが速まるとの観測がやや後退しました。また、トランプ大統領がティラーソン国務長官を解任し、ポンペオCIA(中央情報局)長官を後任に指名したことも米ドルの重石となりました。

トルコリラ/円は、選挙改革法が可決されたことを受けて一時27.43円まで下落し、最安値を更新しました。シリア情勢や経常赤字の拡大、選挙での不正行為や不公平につながる可能性のある選挙改革法の可決など、複数の要因がトルコリラの重石となっています。

(本日の相場見通し)

新たな国務長官に指名されたポンペオCIA長官は、トランプ大統領に似た反グローバル的な見解を持っているとの見方があります。北朝鮮問題などで対話による解決を志向していたティラーソン国務長官を解任し、保守強硬派とされるポンペオ長官を指名したことで、米国は強硬姿勢を強めるかもしれません。米朝首脳会談に向けて、米国の対北朝鮮政策にも影響が及ぶ可能性があります。

米政治メディアのポリティコによれば、ライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表は先週、知的財産権侵害の疑いに対処するため、中国からの輸入品に対し年間300億ドル相当の関税を課す案をトランプ大統領に提示しました。米国の保護主義的な姿勢が強まれば、米ドルの重石となる可能性があります。

本日14日日本時間21時30分に2月の米小売売上高が発表されます。足元では、米国の保護主義的な通商政策に関心が集まっていますが、景気動向を踏まえておくことは重要でしょう。小売売上高で、引き続き米景気の堅調が示されるのか確認する必要はあります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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