市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2018/03/12 09:30主要国株価動向や、米輸入関税に対する各国の対応に注目

(欧米市場レビュー)

9日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、ユーロ/米ドルは1.2314米ドル、豪ドル/米ドルは0.7848米ドル、NZドル/米ドルは0.7292米ドルへと上昇しました。米国の2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比31.3万人増と、市場予想の20.0万人増を上回りました。ただ、平均時給が前月比+0.1%、前年比+2.6%と、市場予想の+0.2%や+2.8%を下回ったことで、FRB(米連邦準備制度理事会)が年内4回利上げするとの観測がやや後退し、米ドルの重しとなりました。

円も軟調。米ドル/円は106円台後半で推移したものの、クロス円が上昇しました。米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が会談するとの報道や、米株価指数の上昇を受けてリスク回避の動きが後退し、円に下押し圧力が加わりました。9日のNYダウは前日終値比440.53米ドル高の25,335.74米ドルでした。

(本日の相場見通し)

本日は米国の主要経済指標の発表がありません。そのため、市場の関心は、日米欧の株価や米輸入関税に対する各国の対応に向きそうです。

EU(欧州連合)や中国は、米国が鉄鋼やアルミニウムの輸入関税を課せば対抗措置をとるとしていました。現時点では、EUや中国に目立った動きはみられないものの、対抗措置を打ち出すなどした場合、市場が反応する可能性があります。

トランプ米大統領が10日、対日貿易赤字に言及。米国は巨額の対日貿易赤字を抱えていると指摘し、不公平で持続不可能との見解を示しました。そのことに対して、為替市場の反応は今のところ限定的なものの、欧米時間に入り、材料視される可能性もあります。

トルコリラについては、トルコの1月経常収支が材料になりそうです。格付け会社のムーディーズが7日、トルコの長期国債の格下げを発表。ムーディーズは格下げした理由のひとつに、経常赤字の拡大に伴う外的ショックへのリスク増大を挙げました。1月の経常収支の市場予想は69.0億米ドルの赤字。赤字額が市場予想を上回れば、トルコリラにとってマイナス材料になりそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

= = = = = = = = = = = = = = = = =
【FXマーケットスクウェア】
FXマーケットスクウェアは、毎日18時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ