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2018/03/05 09:08トルコリラ/円は最安値を記録。本日のトルコCPIが相場材料となる可能性も。イタリア総選挙の行方にも注目!

(欧米市場レビュー)

2日の外国為替市場では、トランプ大統領が1日に新たな関税を課す計画を表明したことが引き続き材料視され、米ドルが下落しました。リスク回避の姿勢が強まり、円やユーロが上昇。米ドル/円は一時2016年11月以来となる105.25円まで下落しました。

加ドル/円は一時2017年6月以来となる81.67円まで下落。対米ドルでは年初来安値を記録しました。NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の不透明感に加え、カナダの第4四半期GDPが前期比年率+1.7%と、市場予想の同+2.0%を下回ったことが材料視されました。

(本日の相場見通し)

ドイツで実施されたSPD(社会民主党)の党員投票では、メルケル首相率いるCDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)との「大連立」に加わることが決定されました。約5か月続いたドイツの政治空白は解消され、早ければ今月中旬にもメルケル首相の4期目が正式にスタートします。欧州経済のけん引役であるドイツの政治安定は、ユーロにとってプラスとなりそうです。

一方、イタリア総選挙は4日午後11時(日本時間5日午前7時)に投票が締め切られ、開票が始まりました。伊国営放送RAIの出口調査によれば、中道右派連合の得票率がポピュリスト政党「五つ星運動」をリードしているようです。中道左派連合は3番手です。

選挙の結果、どの政党も過半数を獲得できないハングパーラメントとなる見込みです。「五つ星運動」は得票率が約30%と、単一政党としては第一党となることが予想されています。総選挙の結果は日本時間正午ごろに判明する可能性があります。ユーロ相場が反応する可能性があり、注意しておく必要があります。

日本時間16時に2月のトルコCPI(消費者物価指数)が発表されます。トルコのCPIは、2017年11月の前年比+12.98%をピークに低下傾向です。2018年1月は同+10.35%でした。トルコリラ/円は2日、一時27.48円まで下落し、最安値を記録しました。CPIでインフレの鈍化傾向が示され、TCMB(トルコ中銀)が利上げするとの市場の観測が後退すれば、トルコリラは上値の重い展開が続くかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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