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2018/02/23 08:57主要国株価や米長期金利が材料になりそう。カナダCPIにも注目!!

(欧米市場レビュー)

22日欧米時間の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移。一時、米ドル/円は106.59円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.2349米ドル、豪ドル/米ドルは0.7855米ドル、NZドル/米ドルは0.7360米ドルへと上昇しました。米ドル売りにつながるような材料は特になく、前日の反動とみられます。

ECB(欧州中央銀行)が1月25日に開催した理事会の議事録を公表。一部のメンバーが声明から資産購入に関する緩和バイアスの削除を望んだものの、削除するのは妥当ではないとの結論に達したことが判明しました。ECB議事録公表直後にユーロが上昇したものの、その反応は一時的でした。

(本日の相場見通し)

日本の1月CPI(消費者物価指数)が8時30分に発表され、結果は総合CPIが前年比+1.4%、コアCPI(生鮮食品を除く)が同+0.9%、コアコアCPI(エネルギーと生鮮食品を除く)が同+0.4%でした。コアCPIは市場予想の+0.8%を若干上回り、コアコアCPIは昨年12月の+0.3%から上昇率がわずかに加速したものの、今のところ為替市場に大きな反応はみられていません。

CPIにサプライズがなかったことで、市場の関心は、日経平均に移るとみられます。東京時間の為替市場は、日経平均の動向をにらみながらの展開になりそうです。

欧米時間は、欧州や米国の株価、米長期金利の動向が材料になる可能性があります。

また、日本時間22時30分発表のカナダの1月インフレ率にも注目です。BOC(カナダ銀行、中央銀行)はインフレ目標を採用。インフレ率を+1〜3%のレンジ中央値である+2%に安定させることを目標にしています。インフレ率の動向は、BOCの金融政策運営に影響を与えるため、注目です。

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カナダの昨年12月の総合CPI(消費者物価指数)は前年比+1.9%と、11月の+2.1%から上昇率が鈍化しました。ただし、BOCはCPI共通値、CPIトリム値、CPI中央値の3つをコアインフレとしており、インフレ指標として総合CPI以上に重視しています。昨年12月のコアインフレは、共通値が前年比+1.6%、トリム値が+1.9%、共通値が+1.9%。いずれも、BOCのインフレ目標中央値の+2%を下回ったものの、トリム値や共通値は+2%に接近しました。

BOCは、今年1月の前回会合で0.25%の利上げを決定しました。その時の声明では、追加利上げの可能性を示しつつも、「一定の金融緩和の継続が必要になるだろう」と指摘し、利上げペースが鈍化することを示唆。利上げのタイミングは、経済指標やNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の行方次第との姿勢を示しました。

今回の総合CPIの市場予想は前年比+1.4%(3つのコアインフレは市場予想なし)。上昇率は昨年12月の+1.9%から鈍化すると予想されています。総合CPIが市場予想を上回る、あるいはコアインフレ率が昨年12月から加速すれば、市場ではBOCの早期利上げ観測が高まる可能性があります。その場合、加ドルにとってプラス材料と考えられます。

 
(出所:トムソン・ロイターより作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

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