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2018/02/14 09:06米ドル/円は約5か月ぶりの安値。本日発表の米CPIに注目

(欧米市場レビュー)

13日の外国為替市場では、米ドル/円が一時2017年9月8日以来となる107.39円まで下落しました。13日の日経平均が続落したことや、本日の米CPI(消費者物価指数)の発表を前に、米長期金利上昇(悪い金利上昇)への警戒感が高まったことが米ドル/円の重石となりました。米国時間に米株が小幅ながら上昇すると、米ドル/円の下げは一服しました。

英ポンドは対米ドルで上昇しました。対円では、米ドル/円の下落を受けて軟調に推移しました。1月の英CPIは前年比+3.0%と、前回から横ばい。エネルギーと食料を除くコアは同+2.7%と、前回の同+2.5%からインフレが加速しました。

(本日の相場見通し)

日本時間16時に2017年第4四半期の独GDPが発表されます。市場予想は前年比+3.0%と、独経済の底堅い成長が示されそうです。ユーロ圏経済のけん引役であるドイツの経済が堅調であれば、ユーロにとってプラスとなりそうです。

日本時間22時30分に1月の米CPI(消費者物価指数)が発表されます。FRBが重視するエネルギーと食品を除くコアの市場予想は前年比+1.7%です。FRBの目標である+2.0%を引き続き下回ると予想されています。ただ、市場予想から上振れした場合など、インフレが加速するとの見方が強まり、米10年債利回りが上昇する可能性はあります。その場合、米ドルが上昇するかは不透明で、米株の反応がカギを握るかもしれません。

CFTCによれば、投機筋の米10年物国債の先物ショートポジションは、2017年3月以来の水準まで積み上がっています。市場が米10年債利回りの上昇を予想しているとみることが可能です。14日のCPIの結果次第で、米10年債利回りが変動する可能性があり、注意が必要です。

<米10年物国債ポジション>
 
(出所:トムソンロイターより作成)

米CPIと同時刻に1月の米小売売上高が発表されます。2017年通年の小売売上高は前年比+4.6%と、堅調に増加しました。自動車とガスを除くコアは同+4.1%でした。引き続き米個人消費の底堅さが示されるのか注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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