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2018/02/13 08:552019年度米予算教書を受けて米長期金利は上昇、為替市場の反応は限定的。本日は英CPIに注目

(欧米市場レビュー)

12日の外国為替市場では、米株が上昇したことでリスクオフがやや後退し、リスクオフの局面で円に次いで買われやすい米ドルは軟調でした。ユーロ/米ドルは一時1.2295ドルまで、豪ドル/米ドルは一時0.7858ドルまで上昇しました。

トランプ大統領は12日、インフラ投資の拠出やメキシコ国境の「壁」建設費を盛り込んだ2019年度の予算教書を発表しました。米ドルへの影響は限定的でした。一方で、財政赤字が拡大するとの懸念から、米10年債利回りは一時2014年1月以来となる2.902%まで上昇しました。

(本日の相場見通し)

日本時間18時30分に1月の英CPI(消費者物価指数)が発表されます。市場は、1月は前年比+2.9%と、2017年12月の同+3.0%から小幅に鈍化すると予想しています。ただ、BOE(英中銀)のインフレ率目標である+2.0%を依然として大幅に上回る見込みです。CPIがBOEの目標を上回る状況が続けば、BOEの追加利上げ観測が高まる可能性があります。

BOEは8日のMPC(金融政策委員会)で、経済成長見通しを上方修正し、利上げ時期が従来の見通しから早まる可能性を示しました。MPCのブリハ委員は12日、ブレグジット(英国のEU離脱)の影響に左右されるとしつつも、世界経済の回復が続く中で賃金の伸びが示された場合、BOEは一段の利上げを実施する必要があるとの見解を示しました。

米紙ワシントン・ポストによると、ペンス副大統領は北朝鮮問題に関して、圧力を維持する一方、北朝鮮が望めば対話に応じる可能性を示しました。米朝関係の緊張が和らげば、市場心理にとってプラスとなりそうです。トランプ大統領は、北朝鮮が非核化に同意するまで対話に応じないとの姿勢を示していました。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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