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2018/02/09 09:17市場は米長期金利主導の展開か

(欧米市場レビュー)

8日の外国為替市場では、軟調な米株を背景に円が強含む展開。米国市場の取引時間終盤に米株が下げ幅を拡大すると、リスク回避の円買いが加速しました。米ドル/円は一時108.58円まで下落し、クロス円も軟調に推移しました。

BOE(英中銀)は8日のMPC(金融政策委員会)で金融政策の据え置きを決定しました。BOEは声明で、経済成長見通しを上方修正し、利上げ時期が従来の見通しから早まる可能性を示しました。英ポンドは対米ドルで上昇。対円では米ドル/円の下落を受けて小幅安でした。

WTI原油先物は一時1月3日以来となる60.27ドルまで下落しました。加ドル/円は一時2017年8月以来となる86.16円まで下落。豪ドル/円は一時2017年11月以来となる84.49円まで下落しました。

(本日の相場見通し)

NYダウは8日、長期金利の上昇を嫌気して1000ドルを超えて下落しました。5日にNYダウが1000ドルを超えて下落した翌日の日経平均は、1000円を超える大幅安となりました。株式市場でボラティリティが高まれば、投資家のリスクオフの姿勢が強まりそうです。その場合、為替市場では円高圧力が強まる可能性があります。

日本時間9日午後2時に2018年度の米継続予算が期限切れとなります。米議会は3月23日までの継続予算を成立させる方向です(日本時間9日午前9時15分時点では未成立)。新たな予算には、歳出を増やす計画やデットシーリング(債務上限)の先送りが盛り込まれています。

予算が成立してシャットダウン(政府機関の一部閉鎖)が回避された場合でも、市場が財政赤字を嫌気すれば、米長期金利が上昇する可能性があります。足元では、長期金利の上昇が米株の下落要因となっていることもあり、予算のゆくえや、その結果を受けた米長期金利の動向が為替相場でも材料視されるかもしれません。

(※)米金利に関して、本日の「スポットコメント」をご参照ください

(アナリスト 根岸慎太郎)

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