市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2018/02/01 09:15米FOMCの声明文はタカ派的も、米ドル買いは一時的

(欧米市場レビュー)

31日の外国為替市場では、1月の米ADP雇用統計など堅調な米経済指標の結果を受けて米ドル/円が上昇しました。その後、米ドル/円はやや軟調となりました。米FOMCの声明文でインフレ判断が上方修正されたことを受けて、米ドル/円は一時109.45円まで上昇しました。ただ、事前にFOMCの声明文がタカ派的になるとの見方があったことから、材料出尽くしで米ドル/円の上昇は一時的でした。

(※)米FOMCについて、本日の「スポットコメント」をご参照ください

(本日の相場見通し)

日銀は31日、満期までの期間が3年超5年以下の国債の買入額を300億円増額しました。世界的な金利上昇を受けて、日本の国債利回りが上昇していたことに対処した形です。足元の円高の背景には、日銀が金融緩和を縮小するのではとの市場の見方が背景にあります。日銀が金融緩和を継続する姿勢を示したことは、円買い圧力を幾分か和らげる効果があるかもしれません。

日本時間2日午前0時、1月の米ISM製造業景況指数が発表されます。同指数は2016年9月以降、景気拡大・縮小の境目である50を16か月連続で上回っています。2017年12月は59.7と、1990年以降でみればピークに近い水準でした。そのため、指数が一段と上昇するかよりも、現在の水準を維持できるかがポイントとなりそうです。1月の市場予想は58.6です。

また、同時に発表される新規受注や雇用指数にも注目です。新規受注が50を超えていれば、製造業の先行きは底堅いと判断できます。雇用指数も50を上回っていれば、製造業の雇用が順調に伸びていると判断できます。新規受注は2016年1月以降、雇用指数は2016年10月以降50を上回っています。

米景気が引き続き底堅く推移する可能性が示された場合、米ドルにとってプラスとなりそうです。
 

(アナリスト 根岸慎太郎)

= = = = = = = = = = = = = = = = =
【FXマーケットスクウェア】
FXマーケットスクウェアは、毎日18時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ