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2018/01/10 09:16米10年債利回り上昇も米ドル/円は下落

(欧米市場レビュー)

9日の外国為替市場では、米ドルと円が上昇しました。米10年債利回りが2017年3月以来となる2.555%まで上昇したことが米ドルの支援材料となりました。日本時間9日午前に日銀が超長期国債の買い入れを減額したことで堅調に推移していた円は欧米時間も堅調に推移し、米ドル/円は一時112.41円まで下落しました。

(※)米10年債利回りに関して、本日の「スポットコメント」をご参照ください

(本日の相場見通し)

米ドル/円は、これまで相関性の高かった日米10年債利回り差が拡大したにもかかわらず下落しました。日銀が超長期国債の買い入れを減額したことが背景との見方もありますが、今回の決定はあくまで現行の金融政策の枠組みの中での調整であり、必ずしも日銀の金融緩和の縮小の兆候となるわけではありません。

CFTC(商品先物取引委員会)によれば、投機筋の円のショート(売り)ポジションは、リーマンショック時やアベノミクス相場のピークに近い水準まで積み上がっていました。日米長短金利差が拡大する中で米ドル/円が下落した背景には、前述の日銀の決定が円のショートポジションを巻き戻す材料になったことが考えられます。ただ、米ドル/円の下落は限定的にとどまっています。今後、米ドル/円は日米10年債利回り差の拡大を徐々に織り込む展開となるかもしれません。
 

(アナリスト 根岸慎太郎)

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