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2018/01/05 08:52市場は本日の米雇用統計に注目

(欧米市場レビュー)

4日の外国為替市場では、世界的な株高などを背景にリスク選好の姿勢が強まり、米ドルと円が軟調に推移しました。ユーロ/円は一時2015年8月以来となる136.38円まで上昇。豪ドル/円とNZドル/円はそれぞれ2017年10月以来となる88.71円、80.77円まで上昇しました。4日に発表された12月の米ADP雇用統計が市場予想を上回ると、米ドルは反発する場面が見られましたが、米ドル買いは一時的でした。

(本日の相場見通し)

日本時間19時に12月のユーロ圏CPI(消費者物価指数)が発表されます。11月は前年比+1.5%と、10月からインフレが高まりましたが、12月の市場予想は同+1.4%と、再びインフレが鈍化するとみられています。ユーロは足元で堅調に推移していますが、ユーロ圏のインフレの鈍さが示されれば、ユーロの重石となる可能性があります。

12月の米ADP雇用統計は25万人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回りましたが、米ドルへの影響は限定的でした。市場は本日(日本時間22時30分)発表される12月の米雇用統計に注目しているとみられます。

米雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)の市場予想は19万人増です。ただ、一部では20-22万人増を予想する見方もあり、米ドルが上昇するためには市場予想を大幅に上回る必要があるかもしれません。

米雇用統計では平均賃金にも注目です。12月の市場予想は前年比+2.5%と、11月から横ばいとみられています。平均賃金が市場予想を上回り、先行きのインフレ期待が高まるなどすれば、米ドルの支援材料となるかもしれません。

6-7日にかけて、ハーカー・フィラ連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、ウィリアムズSF連銀総裁の講演が予定されています。4日に講演したブラード・セントルイス連銀総裁の発言に関する市場の反応は限定的でしたが、金融政策の他、米税制改革やイールドカーブに関する発言などもみられました。

3日に発表された米FOMC議事録(2017年12月12-13日開催分)では、FOMC内でイールドカーブに関する議論がなされたことが示されており、週末に予定されている講演でその点に関しての発言があれば、市場は反応するかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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