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2017/12/22 09:04米経済指標や米予算のゆくえに注目

(欧米市場レビュー)

21日の欧米の外国為替市場では、加ドル/円が一時11月14日以来となる89.34円まで上昇しました。11月の加CPI(消費者物価指数)は前年比+2.1%と、市場予想の同+2.0%を上回り、10月の同+1.4%からインフレの伸びが大幅に加速しました。10月の小売売上高は前月比+1.5%と、9月の同+0.1%から大幅に増加しました。

(本日の相場見通し)

BOC(カナダ中銀)のポロズ総裁は12月14日、現在の金融政策に関して「依然としてかなり緩和的である」との見解を示しました。11月のCPIの結果を受けて、市場ではBOCが来年3月に追加利上げに踏み切るとの見方が強まりました。21日の経済指標で、カナダ景気の堅調が示されたことやインフレの伸びが加速したことは、加ドルの支援材料となりそうです。

日本時間22時30分に11月の米PCE(個人消費支出)デフレーターが発表されます。エネルギーと食料を除くコアの市場予想は前年比+1.5%と、10月の同+1.4%からインフレが加速するとみられています。FRBが重視するPCEコア・デフレーターの結果は、2018年のFRBの利上げペースに大きく影響するとみられ、注目です。

米下院は21日、期間3週間の暫定予算案を可決しました。新たな予算が成立しなければ、23日午前0時をもってシャットダウン(政府機関の一部閉鎖)が発生します。シャットダウンを回避するためには、上院が22日までに同案を可決する必要があります。短期間のシャットダウンであれば、中長期的な影響はそれほど大きくならないと思われますが、一時的に市場が反応する可能性はあり、注意しておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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