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2017/12/20 09:10米税制改革法案成立が米ドルの上昇につながらない可能性も!?

(欧米市場レビュー)

19日欧米時間の外国為替市場では、円が軟調に推移。一時、米ドル/円は113.04円、ユーロ/円は133.87円、英ポンド/円は151.22円、豪ドル/円は86.58円へと上昇しました。米国の10年債利回りの上昇を背景に、米ドル/円が上昇。クロス円は、米ドル/円に連れ高となりました。

NZドルは弱含み。一時、NZドル/円は78.65円、0.6967米ドルへと下落しました。乳製品国際価格の指標となるGDT価格指数が約1年2か月ぶりの低水準を記録し、NZドルに下押し圧力が加わりました。


(本日の相場見通し)

米下院は米東部時間19日午後、税制改革法案を可決しました。採決は賛成227、反対203で、与党である共和党議員12名が反対にまわりました。ただ、同法案が上院のバード・ルールに違反していたため、その不備を修正し、下院は20日に再び採決を行うようです。一方、上院は不備を修正した法案を19日夜に採決する予定です。法案は上下院ともに可決するとみられています。両院が可決すれば、トランプ大統領に送付され、署名を得て成立します。

*バード・ルール:通常10年とされる予算対象範囲を超える財政赤字拡大を禁じる規則

税制改革法案には法人税減税(現行の35%から21%へ)などが盛り込まれています。そのため、同法案の可決・成立は、米経済の押し上げにつながるとの期待感があります。

市場では一方で、税制改革法案の米経済への押し上げ効果はそれほど大きくないとの見方もあります。また、税制改革法案成立への期待感がこれまで米ドルの支援材料となってきました。税制改革法案の成立はすでに織り込み済みとの指摘もあります。そのため、税制改革法案が成立したとしても、米ドルはそれほど上昇しない可能性もあります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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