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2017/12/19 08:53南アフリカの与党党首選の結果を受けて南アランドが急伸

(欧米市場レビュー)

18日の欧米の外国為替市場では、米ドルがやや軟調に推移。クリスマス休暇前で商いが細るなか、米税制改革が成立した場合の経済の押し上げ効果に対する疑念が米ドルの重石となりました。

(※)米税制改革に関して、本日の「スポットコメント」をご参照ください

南アランド/円は一時3月27日以来となる8.96円まで急伸しました。南アフリカの与党ANC(アフリカ民族会議)の党首選で、ラマポーザ副大統領がズマ大統領の元妻であるドラミニ・ズマ氏に勝利したことが好感されました。

(本日の相場見通し)

南アフリカの与党ANCの党首選で、ラマポーザ副大統領が勝利しました。同氏は2019年の選挙後に次期大統領に就任する可能性があります。ビリオネアでもある同氏は、最もマーケットフレンドリーな候補者と市場で見られており、ラマポーザ副大統領の勝利は南アランドのサポートとなりそうです。

党首選の結果を受けて、一部ではANCの勢力がラマポーザ氏とズマ大統領の元妻であるドラミニ・ズマ氏に二分されるとの見方があります。その場合、党内の政策決定などが難しくなり、南アフリカ経済にマイナスとなる可能性があります。与党党内の権力闘争が南アランドの重石となる可能性がある点には注意しておく必要があるかもしれません。

18日の欧米の株式市場は全面高となり、米国の主要な3つの株価指数はそろって最高値を更新。日中ベースながら、NASDAQは節目となる7000pを初めて上回りました。日経平均は18日、一時22970.50円まで上昇しました。前日の堅調な欧米株の流れを受けて日経平均が23000円を試す展開となれば、米ドル/円のサポートとなる可能性があります。

経済指標では、日本時間18時に発表される12月の独IFO景気動向指数に注目です。同指数は、10月は116.8、11月は117.5と、2か月続けて過去最高を記録しました。12月の市場予想は117.5と、引き続き高水準が見込まれています。ユーロ圏経済のけん引役であるドイツの景気が堅調と示されれば、ユーロのサポートとなりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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