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2017/12/15 09:08TCMBが利上げ決定もトルコリラは下落。米第4四半期GDP予想は3%台へ上昇

(欧米市場レビュー)

14日の欧米の外国為替市場では、米ドルが軟調に推移しました。11月の米小売売上高は前月比+0.8%と、市場予想の同+0.3%を上回りましたが、税制改革成立に対する疑念が米ドルの重石となりました。共和党の上院議員2人は、子育て世代の所得控除の変更を求めており、法案を支持するか不透明な模様です。

(※)米税制改革に関して、本日の「スポットコメント」をご参照ください

トルコリラ/円は一時28.89円まで下落しました。TCMBは14日、後期流動性貸出金利を0.5%引き上げました。ただ、事前の市場予想の中央値は1%の利上げで、市場は引き上げ幅が十分でないと判断したようです。1週間物レポ金利など、主要な3つの政策金利は全て据え置かれました。

BOE(英中銀)とECBは、それぞれ金融政策の据え置きを決定しました。ECBはユーロ圏の2018年の経済成長見通しを前年比+2.3%と、9月時点の同+1.8%から引き上げ、インフレ見通しも前年比+1.4%と、同+1.2%から上方修正しました。ただ、ドラギ総裁は依然として賃金の伸びが鈍いことなどを背景に、引き続き金融緩和政策が必要との見解を示し、ユーロの上昇は限定的でした。

(本日の相場見通し)

日本時間22時30分に12月のNY連銀製造業景気指数、同23時15分に11月の米鉱工業生産指数が発表されます。14日に更新されたアトランタ連銀のGDPNow(短期予想モデル)による米第4四半期GDPの予想は、堅調な小売売上高の結果を受けて、前年同期比+3.3%と、12日時点の同+2.8%から上昇しました。本日発表の経済指標で米景気の堅調が示されれば、米ドルの支援材料となりそうです。
 
(出所:アトランタ連銀)

BOC(カナダ中銀)のポロズ総裁は14日、「(経済の)潜在能力が完全に引き出されつつあり、経済は今後、多くの金融緩和策を必要としなくなっていくという確信を一段と深めている」と述べました。BOCは今年7月と9月に利上げを実施しましたが、ポロズ総裁は現在の金融政策に関して「依然としてかなり緩和的である」との見解を示しました。一部ではBOCが来年1-3月に追加利上げに踏み切るとの見方も出てきています。今後、BOCの利上げ観測が一段と高まれば、加ドルの支援材料となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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