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2017/12/13 09:04市場の目は米FOMCに。11月の米CPIにも注目

(欧米市場レビュー)

12日の欧米の外国為替市場では、米ドルが小幅に上昇。ユーロ/米ドルは一時1.1722ドルまで下落しました。ただ、米FOMCの結果発表を控え、積極的な買いが控えられたことから、米ドル/円は概ね前日のNY時間終値近辺の狭いレンジで推移しました。

英ポンド/円は一時151.08円まで小幅に下落。11月の英CPI(消費者物価指数)は前年比+3.1%と、10月の同+3.0%からインフレの伸びが加速しました。英ポンドは一時的に上昇しましたが、14日にBOE(英中銀)のMPC(金融政策委員会)を控えていることから、方向感に欠ける展開となりました。

(本日の相場見通し)

12日に実施されたアラバマ州の上院補欠選挙は、日本時間13日午前10時に開票が始まります。接戦が予想されているため、結果が判明するのに時間がかかるかもしれません。トランプ大統領の政権運営に影響する可能性もあり、注視しておく必要がありそうです。

(※)上院補欠選挙について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

日本時間18時30分に英雇用統計が発表されます。8-10月の失業率(ILO基準)は4.3%と、1975年5月以来の水準まで低下しています。一方で、同平均賃金(ボーナス除く)は前年比+2.2%と、鈍い伸びでした。足元のインフレ率を考慮した実質の賃金の伸びは前年比マイナスで、それが消費者の負担になっているとの見方があります。失業率が低下しており、労働市場はひっ迫しつつあるとみられます。平均賃金の伸びが加速するのか注目です。

日本時間22時30分に11月の米CPI(消費者物価指数)が発表されます。12日発表された同PPI(生産者物価指数)は前年比+3.1%と、市場予想の同+2.9%を上回り、10月の同+2.8%から伸びが加速しました。CPIでもインフレの伸びが示された場合、米ドルの支援材料となりそうです。

日本時間14日午前4時に米FOMCの結果が発表されます。FedWatch Toolによれば、市場は87.6%の高い確率で利上げを織り込んでいます(12日時点)。そのため、市場の注目は2018年の利上げペースや物価見通しに移りそうです。9月に発表されたドット・チャートでは、FOMC参加者が2018に3回の利上げを見込んでいることが示されました。今回公表されるドット・チャートに変化がみられるのか注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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