市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/12/12 09:08英CPIが14日のBOEのMPCに影響する可能性も

(欧米市場レビュー)

11日の欧米の外国為替市場では、目立った材料がないなか、米FOMCを控えていることから、米ドル/円は前日のNY時間終値付近での推移となりました。米国時間朝方(日本時間午後9時ごろ)に起こったニューヨークでの爆破事件を受けて、安全資産とされる円などが強含む場面が見られましたが、円買いは一時的でした。

英ポンド/円は軟調に推移。ブレグジット(英国のEU離脱)交渉の不透明感が英ポンドの重石となりました。

(本日の相場見通し)

日本時間18時30分に11月の英CPI(消費者物価指数)が発表されます。英CPIはブレグジットへの懸念を背景にした英ポンド安を受けて、9月に2012年4月以来となる前年比+3%までインフレが上昇しました。

10月のCPIも同+3%と、BOE(英中銀)の目標インフレ率の2%を上回り、BOEは11月に約10年ぶりの利上げを決定しました。BOEは今後の金融政策について、「非常に穏やかな利上げになる」との見解を示しました。

11月の市場予想は同+3%と、BOEのインフレ率目標を引き続き上回るとみられています。仮にCPIが市場予想を上回って上昇した場合など、BOEの見解に変化が生じる可能性はありそうです。CPIの結果が、14日に予定されているBOEのMPC(金融政策委員会)の判断に影響する可能性もあり、注目です。
 

日本時間19時にユーロ圏とドイツの12月ZEW景況感指数が発表されます。6か月先の景況感を示す11月の期待指数は、両者ともに10月から改善しました。ただ、ドイツでは連立政権の交渉に不透明感があります。政治の不透明感を背景に景況感が低下する可能性もありそうです。その場合、ユーロの下押し材料となるかもしれません。

米アラバマ州で上院補欠選挙が実施されます。共和党候補のムーア氏のスキャンダルもあり、民主党候補のジョーンズ氏との接戦が予想されます。共和党は現在、上院定数100議席中52議席を確保していますが、ムーア氏が敗れた場合、上院での民主党との差は一段と拮抗します。選挙結果がトランプ大統領の求心力に影響する可能性もあり、注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

= = = = = = = = = = = = = = = = =

   トラリピ アカデミアモデルリニューアル第2弾
  ▼こちらのレポートをご覧いただいているあなたへお知らせ▼
  M2Jアカデミア学長の吉田と市場調査部チーフアナリスト津田のコンビが主体となりお届けしているトラリピ アカデミアモデル。
  12月のリニューアルでは、通貨ペアごとの運用成績や分析サマリーを公開。投資判断に役立つ情報がさらに見やすくなりました。
  ▶ 新たなアカデミアモデルはこちら※ログインが必要です
 
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ