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2017/12/06 09:06本日BOC(カナダ中銀)が政策金利を発表

(欧米市場レビュー)

5日の欧米の外国為替市場では、米ドルが小幅に上昇。米税制改革への期待が引き続き支援材料となる一方、ロシアゲート(トランプ大統領とロシアとの関係に絡む疑惑)が米ドルの上値を抑えました。ロシアゲートを調査するモラー特別捜査官が、ドイツ銀行に対し、トランプ大統領と家族の口座に関する情報提出を求めたとの報道が材料視されました。

11月の米ISM非製造業景況指数が57.4と、市場予想の59.0を下回り、10月の60.1から低下したことも米ドルの重石となりました。

南アランド/円は、一時10月18日以来となる8.38円まで上昇。南アフリカの第3四半期GDPは前期比年率+2.0%と、市場予想の同+1.5%を上回りました。また、第2四半期は同+2.5%から同+2.8%へ上方修正されました。

(本日の相場見通し)

日本時間6日22時15分に11月の米ADP雇用統計が発表されます。9-10月はハリケーンの影響で振れが大きくなりました。11月はその影響が落ち着いてくるとみられ、実体経済により近い数値が示されそうです。

必ずしも結果が近い数値となるわけではありませんが、ADP雇用統計は米雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)の先行指標として注目されており、ADP雇用統計の結果に米ドルが反応する可能性はあります。

日本時間7日午前0時にBOC(カナダ中銀)が政策金利を発表します。BOCは今年7月と9月に利上げを実施しましたが、前回10月の会合では、政策金利を現行の1.00%に据え置き、追加利上げに慎重な姿勢を示しました。OIS(翌日物金利スワップ)によれば、市場が予想するBOCが政策金利を据え置く確率は96%です(12月5日時点)。

BOCは10月の会合で、最近の強い経済成長にもかかわらず、労働市場に引き続きスラック(たるみ)が存在することを示す証拠があるとの見方を示しました。ただ、1日に発表された11月の雇用統計では、失業率が2008年2月以来となる5.9%と、10月の6.3%から大幅に低下。雇用者数は7.95万人増と、市場予想の1万人増を大幅に上回りました。

金融政策の先行きに関しては、「今後発表されるデータに導かれる」とされました。11月の雇用統計など堅調な経済指標の結果を受けて、BOCの追加利上げに対する慎重な姿勢に変化が見られた場合など、加ドルの相場材料となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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